ゴールドカードと一般カードの違いを比較!メリットやサービスの差は?
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「ゴールドカードって年会費分のメリットがあるの?」
「普通のクレジットカードで充分じゃない?」
クレジットカードには、一般カードと、上位カードとなるゴールドカードがあります。
ゴールドカードでは、一般カードよりも上質なサービスをうけることが可能となっており、よりメリットの大きいサービスをうけることができます。
しかし、ゴールドカードの場合、一般カードと比べて年会費のコストが大きくなってしまうという点もあり、ゴールドカード取得を躊躇している方もいるのではないでしょうか。
今回は、ゴールドカードと一般カードを比較して、メリットやサービスの差がどの程度あるのかを分析してみましょう。
目次
ゴールドカードと一般カードの違いは?
クレジットカード会社の一般カードの上位カードとして発行されているのが、各社のゴールドカードです。
ゴールドカードでは、一般カードと比べて手厚い付帯保険や上質なサービスが用意されているのが特徴となっています。
ここでは、各項目に分けて比較した際に、どの程度のメリット・サービスの差が出てくるのかを分析していきましょう。
年会費で比較
一般カードと比較すると、ゴールドカードの年会費は比較的高めになってきます。
ゴールドカードの年会費は1万円前後で設定されているカードが多くなっており、一般カードと比較するとカードの保有コストは高くなってしまいます。
ただし、ゴールドカードの中にも、年会費数千円の格安ゴールドカードなども発行されており、比較的取得しやすいゴールドカードもあります。
また、初年度年会費無料のカードなどの場合、年会費の高額なゴールドカードではよりメリットが大きくなっているのですね。
還元率で比較
ゴールドカードの中には、一般カードよりもポイント還元率が有利に設定されているカードも多くなっています。
中には、1.5倍・2倍のポイント還元率が設定されているゴールドカードもあり、年会費の差分を埋めることができるケースもあります。
また、特定のサービスや店舗での還元率が有利に設定されているゴールドカードもありますので、自分のよく利用するサービスでポイントを有利に貯められるゴールドカードを選択するのも賢い使い方となります。
国内保険・海外保険・その他の保険で比較
ゴールドカードを選択する動機付けのひとつにもなるのが、国内保険・海外保険・その他保険などの付帯保険です。
ゴールドカードでは、通常カードよりも手厚い付帯保険が用意されており、旅行や普段のショッピングの際の安心に備えることができます。
特に海外旅行傷害保険では、家族カードを持たない家族への補償となる家族特約が用意されているカードも多く、家族での海外旅行をより安心して楽しむことができます。
海外旅行の際に、急病やケガで診察をうけると、日本では考えられないほどの高額な医療費が必要になってくるケースがあります。
そうしたトラブルの際に、傷害・疾病治療の補償が充実したゴールドカードの補償は、大きな安心に繋がるのですね。
また、ゴールドカードは旅行傷害保険だけではなく、ショッピング保険などのその他の保険も充実しています。
限度額の大きいゴールドカードでのショッピングにも備えることができる、手厚いショッピング保険が付帯しているのも大きなメリットとなってくるのですね。
サービスデスクで比較
クレジットカードの各種手続きをするためにサービスデスクに電話をしたら、何分待ってもオペレーターに繋がらなくてストレスを感じてしまったという経験をされた方は多いのではないでしょうか。
カード会社によっては、ゴールドカード専用のサービスデスクを備えている会社もあり、サービスデスク利用時の待ち時間を短縮することができます。
ゴールドカード専用デスクには、専任のスタッフが配置されており、より上質な対応をうけることができるのも大きなメリットとなっています。
トラベルサービスで比較
旅行好きの方の場合、上質なトラベルサービスを備えているゴールドカードを保有するメリットは非常に大きくなっています。
ゴールドカードには、電話一本でホテルや航空券の手配を完了することができるトラベルデスクが用意されていることが多くなっています。
パッケージツアーの優待割引などをうけることができる付帯サービスを利用することも可能となっていますので、一般カードよりも旅行代金自体を節約することも可能となっています。
また、ゴールドカードでは海外旅行中に利用することができる海外デスクなどのサービスを提供していることも多くなっています。
海外デスクでは、海外旅行中のホテルやレストランの案内、日本語スタッフによるサポートなどをうけることができますので、慣れない海外旅行の際の心強いパートナーとなってくれるのですね。
空港ラウンジで比較
ゴールドカードに付帯しておいて欲しい付帯サービスの代表格とも言えるのが、空港ラウンジサービスではないでしょうか。
空港に設置されている空港ラウンジでは、フリードリンクや軽食の提供をうけることができますので、搭乗待ちの時間を有意義に過ごすことができます。
空港ラウンジでは無料のWi-Fiなどを利用することが可能となっており、ビジネスデスクが設置されているラウンジでは搭乗待ちに仕事をすることもできるのですね。
ゴールドカードで利用することができるカードラウンジは、国内外の主要空港に設置されており、海外旅行に出かける際に便利に利用できます。
また、カードによって、本カード会員だけではなく同行者の方も無料でラウンジが利用できるサービスもありますので、家族や友人との旅行の際にも便利です。
優待サービスで比較
一般カードと比較して、年会費が高額になっているゴールドカードですが、年会費をペイできるほどの優待サービスを提供しているゴールドカードもあります。
ゴールドカードの中には、特定のサービスや店舗の利用でお得な割引優待などを受けることができるゴールドカードもあります。
また、ホテル・レストラン・ダイニングでのお得な割引優待をうけることができるカードもありますので、使えば使うほど得をすることができるのですね。
年会費以上のお得な優待サービスを提供しているゴールドカードもありますので、年会費無料のクレジットカード以上にコストパフォーマンスに優れたゴールドカードもあるのです。
ゴールドカードでは、手厚い補償内容の付帯保険や、空港ラウンジサービスなどの付帯サービスが提供されています。
ゴールドカードの家族カードでは、そうしたゴールドカードの機能を一部、またはほぼ全て利用できるカードも少なくありません。
ゴールドカードの中には家族カードが無料発行できるカードもありますので、年会費無料のクレジットカードを作るよりも優秀な家族カードを無料で追加することができるのですね。
家族カードを利用する際にも、限度額に余裕のあるゴールドカードであれば家族での利用の際に限度額が圧迫されてしまうこともないのですね。
また、一般カードではETC発行に年会費がかかるカードの場合でも、ゴールドカードでは特典としてETC年会費が無料になっているカードもあります。
一般カードとゴールドカードのコストを比べる際には、家族カードやETCカードなどの追加カードも含めたコストで比較をするようにしましょう。
ゴールドカードはこんな方におすすめ
ここまで、一般カードとゴールドカードのメリット・サービスの差を比較してきました。
一般カードに対して年会費が高額になるゴールドカードですが、一般カードには無い特典やメリットが数多く用意されています。
それでは、具体的にゴールドカードをおすすめできる方というと、どのようなタイプの方になってくるのでしょうか。
ポイントを有利に貯めたい、交換したい方
優待サービスで得をしたい方
海外旅行に出かける方
上記の比較でも説明をしてきたように、ゴールドカードではポイント還元率や優待サービスが一般カードよりも有利になっています。
カードを良く利用する方の場合、年会費を支払ったとしてもポイント還元や優待サービスの面でお得になってくる場合が多いのですね。
ゴールドカードでは手厚い付帯保険や空港ラウンジサービスが充実しているカードが多くなっています。
特に、海外旅行に出かける機会が多い方の場合は、ゴールドカードは必須のアイテムともなってくるのですね。
ゴールドカードを選択する際には、年会費の損益分岐点を計算する
それでも、ゴールドカードの年会費が勿体ないから、年会費無料のカードで充分と言う方も多いでしょう。
ゴールドカードを選択する場合には、年会費の損益分岐点を計算すると、失敗の無いカード選びをすることができます。
具体的に、年会費無料のカードと、年会費1万円のカードでの損益分岐点を計算してみましょう。
ゴールドカードには特典として、
特定のサービスでのポイント還元率が1.0%多い
空港ラウンジサービスが付帯
レストランでの10%オフ優待が付帯
このような特典がある場合で考えてみましょう。
ゴールドカードでは、特定のサービス・店舗での利用でポイント還元率が1.0%多いので、単純に100万円以上のカード利用があれば一般カードとの年会費の差を埋めることができます。
しかし、実際には特定のサービスや店舗のみで100万円以上の利用と言うのはあまり現実的ではありません。
空港ラウンジサービスは、通常1回1,000円以上の利用料金が必要になってきます。
ですので、本会員と同伴者の利用で、往復の搭乗時に空港ラウンジサービスを利用すればそれだけで4,000円相当以上のサービスをうけることができます。
また、レストランでの10%オフ優待が付属しているカードの場合、家族で1万円の食事を年間2回すれば2,000円相当の値引きをうけることができます。
その場合、ポイント優待のあるサービス・店舗で差し引き4,000円分・40万円のカードの利用があれば、年会費をペイすることができるのですね。
このように、ゴールドカードの損益分岐点を計算する場合には、ポイント還元率・優待サービスなどを総合的に計算していくことが重要となってくるのですね。
今回は、一般カードとゴールドカードのメリット・サービスの違いについて解説してきました。
ポイント還元率や優待サービスなどの差を考えると、年会費無料の一般カードを利用するよりもお得にカードを利用できるケースが多くなっているのですね。
ここでは、特にお得に利用することができる、コスパの高いおすすめクレジットカードをご紹介していきましょう。
楽天ゴールドカード
年会費 |
2,200円(税込) |
---|---|
家族会員 |
550円(税込) |
ETC |
無料 |
申込資格 |
20歳以上で安定した収入のある方 |
還元率 |
1.0% |
旅行傷害保険 |
最高2,000万円 |
空港ラウンジ |
〇 |
格安年会費で空港ラウンジサービスが付帯
楽天のサービス利用でポイント還元率優待
最高2,000万円の旅行傷害保険が付帯
楽天カードのゴールドカードとして発行されているのが、楽天ゴールドカードです。
楽天ゴールドカードは、年会費2,200円(税込)の格安ゴールドカードでありながら国内主要空港とハワイ・韓国の空港ラウンジの無料サービスが付帯しているのが大きなメリットとなります。
また、最高2,000万円の旅行傷害保険には、傷害・疾病治療が最高200万円まで付帯しますので、海外旅行の際にも実用できる優秀なゴールドカードとなっているのですね。
楽天ゴールドカードには、空港パーキングサービスなどの空港サービスも付帯しており、実際の搭乗の際にも便利に利用することが可能となっています。
楽天ゴールドカードは、楽天市場の利用でポイント5倍・楽天トラベルでの利用でポイント2倍と、楽天のサービスの利用でポイント還元率が優遇されます。
一般カードと比較すると、楽天市場・楽天トラベルでの利用で1.0%還元率が優遇されますので、合計20万円以上年間に利用する場合には、ポイント還元率だけで年会費の元を取ることができます。
Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD
年会費 |
2,095円(税込) |
---|---|
家族会員 |
無料 |
ETC |
無料 |
申込資格 |
20歳以上で安定した収入のある方 |
還元率 |
1.0% |
旅行傷害保険 |
最高2,000万円 |
空港ラウンジ |
– |
iD・QUICPayの利用で0.5%ポイント優遇
オリコモール経由で1.0%のボーナスポイント
最高2,000万円の旅行傷害保険が自動付帯
オリコカードのゴールドカードとして発行されているのが「Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD」です。
Orico Card THE POINT PREMIUM GOLDでは、iD・QUICPayの利用で0.5%のポイントが優遇されますので、1.5%のポイント還元をうけることができます。
Apple Payの利用の場合でも1.5%のポイント還元をうけることができますので、Apple Payの支払い用のクレジットカードとしても最適なカードとなっているのですね。
また、オリコのインターネットモール・オリコモール経由でのネット通販では、0.5%〜のストアポイントに加えて1.0%のボーナスポイントが付与されます。
Amazonなどの人気のネット通販の利用でも、2.5%以上のポイント還元をうけることができますので、ネット通販好きにも非常に嬉しいクレジットカードとなっているのですね。
また、Orico Card THE POINT PREMIUM GOLDでは、入会後6か月間はボーナスポイントが1.0%加算されますので、iD・QUICPayの利用で2.5%還元・ネット通販の利用で3.5%還元でお買い物をすることが可能です。
ゴールドカードと年会費無料のクレジットカードの併用で、クレジットカード巧者になろう
一般カードよりも年会費が割高になってくるものの、ポイント還元率や優待サービスの差を考えると損益分岐点を超えることができるゴールドカード。
特に、コストパフォーマンスに優れたカードとしてご紹介した3枚のゴールドカードは、年会費も2,000円前後のお得なゴールドカードとなっています。
空港ラウンジサービスの付帯しているカードの場合、年間1回でも往復で空港ラウンジを利用すれば年会費の元を取ることができるのですね。
ゴールドカードは、メインのクレジットカードとして充分利用することが可能なカードとなっています。
ゴールドカードのサブカードとして、年会費無料のクレジットカードなどを併用すれば、完璧なクレジットカードの布陣となるのではないでしょうか。
⇒「年会費無料クレジットカードおすすめ7枚!」もご覧ください。