突然のクレジットカード停止!カード停止になってしまう理由と対策
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「昨日まで使えてたのに急にクレジットカードが使えなくなった!」
「カードが突然利用停止になった!いつから使えるの?」
普段通りクレジットカードでお買い物をしようと思ったら、クレジットカードがエラーになってしまい、使えなかったと言う経験をされた方もいるのではないでしょうか?
限度額をオーバーしての一時的な利用停止のケースもありますが、中には深刻な理由でのカードの停止=強制解約というケースもあります。
なんらかの理由で強制解約になってしまった場合には、利用の再開が難しいだけではなく、他のクレジットカードの審査にも影響を与えてしまうこともあるのですね。
今回は、あわててしまうクレジットカードが停止になってしまう原因と対処方法を解説します。
突然のクレジットカード停止!なぜ突然停止になってしまうのか?
いつも通りにクレジットカード払いでお買い物をしようと思ったら、店員さんにカードが使えないと言われてしまった。
後ろに並んでいる方がいた場合には、逃げ出してしまいたいほど恥ずかしくなってしまいますし、現金や他のカードなどの代替えとなる支払い方法が無い場合には困ってしまいます。
それでは、普段通りにカードを利用しているだけなのに、なぜ突然の利用停止になってしまうのでしょうか?
クレジットカードが利用停止になってしまう要因としては、
- 一時的な利用停止
- 強制解約となる利用停止
の2種類のパターンがあります。
一時的な利用停止の場合には、簡単にカードを復旧することができますので、まだキズは浅いと言って良いでしょう。
ここでは、一時的なカードの利用停止になってしまう原因と復旧の方法を解説します。
利用限度額オーバー
一時的なカードの利用停止の8割以上の原因が、クレジットカードの利用限度額をオーバーしてしまっているパターンです。
クレジットカードでは、申込者個別に利用限度額が設定されており、限度額を超えたカードの利用をすることはできません。
利用限度額はカードによって「最大〇〇万円まで」など設定されていますが、全ての人が最大の限度額に設定されるわけではなく、利用実績・返済能力などにより個別に設定されます。
また、勘違いしてしまいがちなのが「限度額=1か月で利用できる金額」では無いという点です。
- 毎月末締め・翌月27日払い
- 限度額10万円
上記の条件のカードの場合で、具体例で解説します。
利用残高 | 残りの利用可能額 | |
---|---|---|
5月末までに3万円利用 | 3万円 | 7万円 |
6月15日までに5万円利用 | 8万円 | 2万円 |
6月27日に5月分3万円を支払い | 5万円 | 5万円 |
このように、クレジットカードを利用することができるのは、利用限度額のうち支払い済の残高のみということです。
上記の例の場合、6月末までに追加の利用が無くても、7月1日からは5万円までしかカードを利用することができません。
利用残高によって実際に利用できる金額は変わりますので、カードの会員ページなどで現在の利用可能額を確認しておきましょう。
利用限度額オーバーでクレジットカードが停止になっている場合は、支払日に前月の利用分の支払いをすれば復旧します。
設定された支払日前にカードを復旧させたい場合には、振込での事前支払いで利用可能額を復旧させることもできますが、振込手数料などが必要になるケースもありますので注意が必要です。
- クレジットカードの利用限度額
ここに注目!
クレジットカードを利用する際には「オーソリゼーション」という事前承認が行われます。
オーソリゼーションは「オーソリ」と略されることが多くなっており、オーソリでの事前承認が下りてはじめてカードを利用することができます。
今回の買い物で利用可能額をオーバーしてしまう場合には、オーソリの承認が下りずにカードを利用することができないのですね。
カードの有効期限切れ
クレジットカードには有効期限があり、有効期限を過ぎたカードは利用停止となってしまいます。
クレジットカードの有効期限は、カード番号の下部に記載されていることが多く、記載された有効期限までしか利用することができません。
クレジットカードは自動更新となっていますので、特別な手続き不要で新しいカードが郵送されてきます。
新しいカードは、旧カードの有効期限が切れる1か月程度前に郵送されるケースが多くなっており、一時的に旧カードと新カードの2枚のカードを利用することが可能となります。
しかし、新しいカードが届いたにもかかわらず古いカードを利用していると、有効期限を過ぎてしまい利用停止になってしまう可能性があるのですね。
- クレジットカードの有効期限
料金の遅延・滞納
一時的なカードの停止の中でも、危険度の高い原因となってしまうのが料金の遅延や滞納です。
クレジットカードの支払日に口座の残高が不足してしまうと、支払いが延滞となってしまい、カードが停止されてしまいます。
支払いが延滞してしまっても、短期間の延滞の場合にはカード代金を支払えばクレジットカードは復旧します。
ただし、クレジットカードを利用するうえで、料金の遅延・滞納は非常にリスクが高くなっているのですね。
短期間の遅延の場合でも、3か月以上連続して支払いに遅延など、頻度が高い場合には強制解約の原因にもなってしまいますので、支払いの遅延は防ぎましょう。
復旧できないカード停止の場合には注意が必要
クレジットカードが突然停止される原因は、8割以上が一時的なカードの停止で、対処をすれば復旧することが可能です。
ただし、カードの停止の中には、深刻な原因で強制解約されてしまう復旧できないカード停止のケースもあります。
ここでは、カード停止の中でも特に深刻になってしまう可能性のあるケースを解説しましょう。
不正利用を疑われた場合
換金性の高い商品の購入など、カードの不正利用が疑われてしまった場合には、強制解約になってしまうことがあります。
クレジットカードは利用限度額の「現金化」を固く禁じており、換金性の高い商品の購入などは不正利用を疑われてしまう可能性があるのですね。
換金性の高い商品とは、
- 商品券
- 新幹線の回数券
- Amazonギフト券
- ブランド品
- 家電
など、金券ショップやリサイクルショップで、高額で売却することができる商品のことを指します。
通常のお買い物でも購入する機会の多い商品ですが、当然、上記の商品の購入が全て不正利用を疑われてしまう訳ではありません。
新規にクレジットカードに入会した月に、限度額いっぱいまで商品券を購入した場合など、不自然なカードの利用は不正利用を疑われてしまうリスクがあるのですね。
カードローンなどの遅延
利用しているクレジットカードの代金は遅延が無くても、他社のクレジットカードやカードローンでの遅延があった場合、カード停止になってしまうリスクがあります。
クレジットカード会社では、利用者の個人信用情報を定期的に与信する「途上与信」を行っています。
途上与信を行う理由としては、収入や勤務状態の変動や、他社での利用状況によって返済能力に変わりが無いか?を確認するためとなっています。
途上与信の結果、良質な利用実績の方には限度額が増枠されるなどメリットもありますが、他社での利用がクリーンではなかった場合にはカード停止の可能性もゼロではないのですね。
61日を過ぎる延滞
カードの支払いが遅延した場合でも、1週間〜2週間程度の延滞であれば、支払いをすることでカードが復旧するケースが多くなっています。
ただし、延滞の日数が61日を過ぎてしまうと、支払いをしてもカードの復旧は諦めた方が良いでしょう。
クレジットカード会社では、延滞の日数が61日を過ぎてしまうと、信用情報機関に「延滞」の情報が記録されてしまいます。
信用情報機関に延滞が記録されると、いわゆる「ブラックリスト入り」した状態になり、クレジットカードが強制解約になるだけではなく、新たなカードの審査通過も絶望的となります。
また、61日を過ぎない延滞の場合でも、頻度が多い場合には信用情報機関に記録が残るケースがありますので、支払いは確実にしておくようにしましょう。
カード停止後いつから復旧できる?ブラックリスト入りしちゃうの?
カード停止後、いつから復旧することができるのかは、停止の原因によって異なります。
限度額オーバーでの停止 | 支払い日・または振込での支払いから1日〜2日後 |
---|---|
支払い遅延での停止 | 支払い日の1日〜2日後 |
強制解約による停止 | ほぼ復旧は不可能 |
限度額オーバーや支払い遅延の場合、支払いをした日の1日〜2日後にはカードが復旧するケースが多くなっています。
基本的には強制解約になると、カードを復旧させることは難しくなりますが、カード停止=ブラックリスト入りと言う訳ではありません。
カードを停止した、という情報が個人信用情報機関に残ることはありませんので、利用中のカードが停止=他の保有カードも全て停止という訳ではないのですね。
ただし、延滞や事故情報でのカード停止の場合は、個人信用情報に記録が残ってしまい、ほかのカードの審査を受ける際に不利になってしまうケースが多くなっています。
そうしたケースでは、「CICの信用情報開示されても審査に影響されにくいクレジットカードはある?」で紹介しているような、審査基準の違うクレジットカードを選択するのもおすすめです。
利用停止になっても審査通過の可能性があるおすすめクレジットカード
クレジットカードが利用停止になってしまっても、既に利用している全てのクレジットカードが解約されてしまう訳ではありません。
ただし、停止の原因によっては、新規にクレジットカードの審査を受ける際に不利になってしまう可能性があります。
ここでは、クレジットカードが利用停止になってしまった方でも審査通過の可能性があるクレジットカードをご紹介します。
Tカード プラス(SMBCモビット next)
- カードローンと同じ独自の審査基準
- カードローン+クレジット+Tポイントが1枚に
- 即日キャッシングが可能
Tカード プラス(SMBCモビット next)はカードローンと同じ独自の審査基準であるため、年収100万円程度のアルバイトやパートの方でも作れたと評判です。
クレジットカードに加え、カードローンとTカードの機能も1枚で利用でき、カード利用ではTポイントが貯まります。
振込キャッシングでは最短3分で振り込みができるので、すぐに現金があると助かるという場合にもおすすめです。
※カードローン審査通過後にクレジットカードの審査があります。
※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
ライフカード
- アイフル子会社のクレジットカード会社で審査基準が違う
- 新規入会ポイント・お誕生月ポイントなどポイントアップの特典が豊富
- ポイントの使い勝手も優秀
年会費無料のクレジットカードの中でも、ベーシックなカードのひとつとなっているのが「ライフカード」です。
ライフカードは、消費者金融大手のアイフル子会社のクレジットカード会社となっており、通常のクレジットカードとは違った審査基準となっている可能性は高くなっています。
実際に、ライフカードは専業主婦・パート主婦の方が保有しているケースも多く、利用停止になってしまった方でも審査通過の可能性は高いと言って良いのではないでしょうか。
また、新規入会後1年間はポイントが1.5倍・お誕生日月はポイントが3倍など、ポイントアップの特典が豊富に用意されており、ポイントも貯めやすいカードとなっています。
ポイントの使い勝手も優秀となっており、ポイントでビットコインを交換することも可能など、幅広い用途にポイントを利用することができます。
突然のカード停止・まずは停止の理由を考えよう
いつも通りカードを使おうと思ったらカードがエラーで使えなかった、カード停止の場合にはまずは停止の理由を考えましょう。
- カード停止の8割は限度額オーバー
- 61日を超える延滞による停止の場合は復旧は絶望的
- 強制解約後は速やかに他のカードを作ろう
突然のカード停止の原因の8割以上が、限度額オーバーによる一時的な停止となっており、支払日を超えると1日〜2日でカードを利用することが可能となります。
ただし、61日を超える延滞など、限度額オーバー以外での強制解約の場合は、停止になったカードの復旧は絶望的です。
強制解約になってしまった場合には、速やかに審査基準の違うクレジットカードの取得がおすすめとなります。