セゾンカードから法人与信型の法人ゴールドカード「セゾンゴールド・ビジネス プロ・カード」(以下セゾンゴールドビジネスプロ)が登場しました。

 

これまでセゾンカードの法人カードはアメックスブランドのみでしたが、Visa・Mastercardから選択できるので、アメックスでは支払いに都合が悪いという方には非常に助かるでしょう。

 

また、格安ゴールドカードでありながら法人与信であるため高額な限度額が期待できます。それでいて登記簿や決算書の提出が不要という気軽さも兼ね備えており、申し込みから利用に至るまで利便性に優れている法人カードです。

 

この記事では、そんなセゾンゴールドビジネスプロのメリットはもちろん、デメリットも合わせて紹介しますので、利用に値する法人カードかご検討ください。

 

セゾンゴールドビジネスプロの9のメリット

 

セゾンゴールドビジネスプロは、中小規模の法人をサポートする以下のようなメリットがあります。

 

  • 格安年会費で追加カードは最大99枚
  • ETCカードは各カード5枚まで無料
  • 法人与信カードならではの利用限度額
  • 登記簿・決算書不要で申込み可能
  • Visa・Mastercardから選べる
  • 選べる2つの特典
  • カードごとに利用枠の設定が可能
  • 追加カードも対象の旅行傷害保険が付帯
  • 国内空港ラウンジが利用可能

格安年会費で追加カードは最大99枚

セゾンゴールドビジネスプロは、本会員3,300円(税込)というゴールドカードとしては格安の年会費で利用できます。

 

  • 本会員:3,300円(税込)
  • 社員用の追加カード:1枚1,100円(税込)

 

法人与信の上位カードとなる「セゾンプラチナ・ビジネス プロ・アメリカン・エキスプレス®・カード」の年会費は27,500円(税込)なので、そこまでの機能・特典は不要であれば、こちらが適しているでしょう。

 

社員用の追加カードの年会費は1枚1,100円(税込)で、最大99枚まで発行できます。カードを利用する社員数が多い中規模の法人であっても、十分に対応可能です。

 

ETCカードは各カード5枚まで無料

 

ETCカードは本会員のカードのみならず、社員用の追加カードも含め、1枚のカードあたり5枚まで発行できます。

 

複数の社用車を共有して利用する法人であれば、社員個人のETC利用の管理もしやすくなるでしょう。

 

ETCカードは、年会費・発行手数料ともに無料なので、ETCカードの保有コストを意識しなくてすみますよ。

 

法人与信カードならではの利用限度額

セゾンゴールドビジネスプロは、法人与信型の法人カードなので、割賦販売法による利用限度額の制限対象とならず、個人与信型よりも高額なカード利用が可能となります。

 

セゾンカードは個人向けカードでも利用実績次第で限度額が上がりやすいのが特徴ですが、これまでは法人カードでも法人代表者に対する個人与信型しかありませんでした。

 

このセゾンゴールドビジネスプロやセゾンプラチナ・ビジネス プロ・アメリカン・エキスプレス®・カードの登場により法人与信が可能になりましたので、今まで以上の限度額が期待できます。

 

ただし、実際の限度額は法人としての信用情報や利用実績に基づいて設定されますので、初期の限度額は低い場合がありますが、利用実績次第で限度額に反映されるでしょう。

登記簿・決算書不要で申込み可能

セゾンゴールドビジネスプロは法人与信型のカードにしては珍しく、申込時に登記簿や決算書が不要です。一般的な法人与信カードよりも気軽に申し込めるのは大きなメリットですね。

 

また書類郵送にかかる時間も割愛できるため、カード発行までの期間がスピーディになることも期待できます。

 

ただし、セゾンゴールドビジネスプロは法人を対象にしたカードなので、個人事業主やフリーランスの方は申し込みできません。

 

Visa・Mastercardから選べる

 

これまでセゾンカードの法人カードは、アメックスブランドしかありませんでしたので、支払いの上でアメックスでは都合が悪いという場合には、選択肢にも入れられませんでした。

 

セゾンゴールドビジネスプロでは、セゾンカードとしては初めてVisa・Mastercardから国際ブランドが選択できる法人カードです。

 

セゾンカードは個人向けカードでも、「法人名+ご本人様名義」の口座が利用できるので法人用カードとして利用できます。ただし、カード機能は法人向けではありませんので、社員用にカード発行や保険・特典の利用はできません。

 

Visa・Mastercardブランドで、中小規模の法人で利用したいのであれば、やはり「セゾンゴールドビジネスプロ」が最適の法人カードです。

 

選べる2つの特典

 

セゾンゴールドビジネスプロでは、経営をサポートする特典として以下から選択できます。

 

選べる特典① 0.5%キャッシュバック

0.5%キャッシュバック特典を選ぶと、カード利用額(税金の支払い含む)の0.5%が請求金額に充当される形でキャッシュバックされます。

 

キャッシュバック額が請求金額を上回った場合には、超過分が口座に入金されます。

 

キャッシュバックは、前月11日から当月10日までの利用分が、引き落とし月である翌月4日の請求金額へ充当されます。(例)4月11日〜5月10日までの利用分→7/4キャッシュバック

 

以下の支払いはキャッシュバックの対象外となります。

 

  • 1会計につき100円未満の利用分
  • カード年会費
  • 遅延損害金
  • 楽天Edyチャージ
  • nanacoチャージ
  • 各種プリペイドカードなどへのチャージ

 

選べる特典② スキップ払い(スキップコース)

スキップ払い(スキップコース)特典を選ぶと、支払い日を最長84日まで延長できるようになります。

 

通常は「毎月10日締め・翌月4日払いの最長54日」ですが、スキップ払い適用で「毎月10日締め・翌々月4日払いの最長84日」となり、1ヶ月長くなります。(例)5月11日〜6月10日までの利用分→8/4支払い

 

カード利用による還元は得られなくなりますが、手数料無料で通常よりも1ヶ月長いキャッシュフローは、事業内容によってはとても役立つ機能となるでしょう。

カードごとに利用枠の設定が可能

セゾンゴールドビジネスプロは、社員用の追加カード1枚ごとに利用枠の設定ができます。そのため、社員ごとの利用用途に応じた利用額の設定ができます。

 

WEB明細はカードごとに確認できるので、社員一人ひとりの利用枠設定の見直しも手間ではありませんよ。

追加カードも対象の旅行傷害保険が付帯

セゾンゴールドビジネスプロに付帯している各旅行傷害保険は、本会員だけでなく社員用追加カード会員も補償対象となっています。

 

海外旅行傷害保険も国内旅行傷害保険も、年会費格安とは思えないほどの手厚い補償内容です。国内外での出張が多い法人に適した特典です。

 

海外旅行傷害保険
死亡・後遺障害 最高5,000万円
傷害治療 最高300万円
疾病治療 最高300万円
携行品損害 最高50万円
救援者費用 最高300万円
賠償責任保険 最高5,000万円

 

セゾンゴールドビジネスプロの海外旅行傷害保険は自動付帯。利用頻度の高い傷害・疾病治療も最高300万円と十分な補償額です。

 

国内旅行傷害保険
死亡・後遺障害 最高5,000万円
入院日額 5,000円
通院日額 2,000円
手術費用 5,000円×(手術の種類により10倍〜40倍)

 

死亡・後遺障害のみならず、入院や通院などでも補償されます。国内出張や旅行先時も安心ですね。

 

ただし、国内旅行傷害保険は利用付帯なので、旅行代金などをセゾンゴールドビジネスプロで支払う必要があります。

 

国内空港ラウンジが利用可能

セゾンゴールドビジネスプロ会員は、追加カード会員も含み、国内の主要空港ラウンジを無料で利用できます。

 

空港ラウンジには無料Wi-Fiも用意されているため、出張時などにも有効活用できますよ。

こんな方におすすめ

以上のメリットから、セゾンゴールドビジネスプロはこちらに当てはまる方におすすめです。

 

  • Visa・Mastercardの法人カードを利用したい方
  • 登記簿・決算書不要で法人与信のカードを作りたい方
  • 出張する社員が多い法人の方

 

セゾンゴールドビジネスプロの特徴は、手軽に申し込める法人与信カードであることです。

 

「手間をかけずスピーディに、だけど利用限度額の高い法人与信カードを手に入れたい」という方におすすめです。

 

デメリットは3つ

セゾンゴールドビジネスプロでは、以下のような点がデメリットと言えます。利用時に看過できる内容かをご確認ください。

 

  • 個人事業主やフリーランスは申込対象外
  • 特典は選択制

個人事業主やフリーランスは申込対象外

セゾンゴールドビジネスプロは、法人向けのカードなので、法人化していない個人事業主やフリーランスの方は申し込み自体ができません。

 

個人事業主やフリーランスで法人用カードへの申し込みを検討しているのであれば「セゾンコバルト・ビジネスアメリカン・エキスプレス®・カード」がおすすめです。

 

セゾンコバルト・ビジネスアメリカン・エキスプレス®・カードもまた、登記簿や決算書不要での申し込みが可能。それでいて年会費は1,100円(税込)と安く、追加カードは4枚まで無料で利用できます。

 

社員数が少ない場合には、セゾンコバルト・ビジネスアメリカン・エキスプレス®・カードの方が適しているでしょう。

 

特典は選択制

「選べる機能」特典は選択制なので、キャッシュバックかスキップ払いのどちらかしか利用できません。

 

特に、スキップ払いを選択した場合は、どれだけカード利用をしてもキャッシュバックによる還元は得られません。

 

こんな人には向かないかも…?

カードの利用額に応じてポイントやマイルを貯めたいという方にとっては、セゾンゴールドビジネスプロが不向きかもしれません。

 

セゾンゴールドビジネスプロの利用還元は、選択制による0.5%のキャッシュバックのみで、マイルへの交換もできず、還元率アップなどの特典もありません。

 

事業の仕入れや支払いでポイントやマイルを貯めたいのであれば、「セゾンコバルト・ビジネスアメリカン・エキスプレス®・カード」がおすすめです。

 

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード

 

セゾンコバルト・ビジネスアメリカン・エキスプレス®・カードは通常還元率0.5%で、サーバーレンタルやクラウドサービスといったBtoBビジネス向けのサービスの利用では4倍にアップ。さらには海外での利用は2倍、提携加盟店では最大10倍まで還元率が跳ね上がります。

 

また、貯めたポイントはANAマイルやJALマイルに交換可能です。こうして貯めたポイントを仕入れや出張費用などに利用すれば、セゾンゴールドビジネスプロのキャッシュバックよりも経費削減につながる可能性があるでしょう。

 

セゾンコバルト・ビジネスアメリカン・エキスプレス®・カードについて詳しくはこちら

セゾンゴールドビジネスプロの特徴

セゾンゴールド・ビジネス プロ・カード

 

セゾンゴールドビジネスプロは、中小規模向けの法人与信カードです。法人与信型であることから、個人与信型よりも高額な限度額が利用できる可能性があり、規模を拡大中の法人にとって活用しやすいでしょう。

 

社員用カードは99枚、ETCカードはカードごとに5枚まで発行可能。付帯する旅行傷害保険は本会員だけでなく、社員カード会員も利用できるなど、事業内容に合ったさまざまな使い方に対応します。

 

年会費は本会員3,300円(税込)、追加カードは1枚1,100円(税込)と格安で、100名未満の中小規模の法人に最適の法人カードです。

カードデザイン

セゾンゴールド・ビジネス プロ・カード

 

セゾンゴールドビジネスプロは、セゾンカードでは唯一のアメックスブランドではない法人カードです。

 

そのためアメックスブランドならではのセンチュリオンデザインではなく、ゴールド一色にSAISONロゴが大きく入ったシンプルと言えばシンプル、地味と言えば地味なカードデザインです。

 

カード表面にカード番号の記載や凸凹がないエンボスレスなので、収納もコンパクトです。

Apple Pay対応

セゾンゴールドビジネスプロは、iPhoneのApple Payに対応しているため、QUICPay加盟店でも利用可能です。

 

0.5%キャッシュバックを選択している場合には、Apple Pay利用時でも還元対象となります。

セゾンゴールドビジネスプロは、法人与信の格安ゴールドカード

セゾンゴールドビジネスプロは格安年会費ながら、法人与信による高額な限度額が期待できる法人ゴールドカードです。

 

  • 法人与信カードならではの利用限度額
  • Visa・Mastercardの国際ブランドが利用可能
  • 社員用カードは最大99枚まで発行可能

 

セゾンカードの法人カードでこれまで利用できなかったVisa・Mastercardが選べますので、待ちに待ったという方もいるかもしれませんね。

 

法人与信型ならではの高額な限度額が可能なのにもかかわらず、登記簿・決算書不要で申込みが可能という申し込みやすさも魅力ですね。

 

最大100枚まで発行可能ですので、中小規模である程度のカード利用者はいるが、カードコストは極力抑えたいという法人には最適の法人カードです。