【衝撃】アメックスのANAマイル移行上限が40,000マイルに半減!
※このコラムは最終更新日から6年以上が経過しています。掲載されている情報が最新ではない場合があります。
アメックスのクレジットカードでANAマイルを貯めていた陸マイラーには、衝撃となる情報が発表されました…。
アメックスはメンバーシップリワード・プラスに入会することで、ANAマイルを還元率1.0%で貯めることができるANA陸マイラー必携のカードです。
ANAマイルへの年間の移行上限はこれまで80,000マイルでしたが、2019年1月1日からは移行上限が40,000マイルに半減してしまいます。
ANA陸マイラーの方には、この情報を聞いて大慌てになってしまっている方も多いのではないでしょうか?
今回は、アメックスのANAマイル半減情報の詳細と、すぐに取るべき対策を解説します。
目次
アメックスのANAマイル移行上限が半減!ヘビーユーザーは対策を急げ
2019年1月1日から、アメックスのメンバーシップリワードからのANAマイル移行上限が半減し、年間40,000マイル相当までが上限となります。
ポイントの移行上限はメンバーシップリワード・プラスの加入・未加入で異なります。
メンバーシップ リワード・プラス登録済 |
メンバーシップ リワード・プラス未登録 |
|
---|---|---|
2018年12月31日まで | 80,000ポイント (80,000マイルまで) |
160,000ポイント (80,000マイルまで) |
2019年1月1日から | 40,000ポイント (40,000マイルまで) |
80,000ポイント (40,000マイルまで) |
このように、メンバーシップリワード・プラスの加入・未加入に関わらず、2019年1月1日からは年間40,000マイルまでしかANAマイルに移行することができません。
ANAマイラーの方は、ANAマイルへの移行レートがアップするメンバーシップリワード・プラスに登録している方がほとんどでしょう。
年間400万円以上カードを利用する、ヘビーなANAマイラーには茫然自失のニュースです。
対象となるカードは、
- アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カード
- アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード
- アメリカン・エキスプレス®・プラチナ・カード
- アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・グリーン・カード
- アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード
- アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・プラチナ・カード
と、アメックスのプロパーカードのすべてが対象となります。
不幸中の幸いが、提携アメックスはANAマイル移行上限の対象とならない点です。
ANAマイラーの方は、そうしたカードへの切り替えも検討が必要となってきます。
変更は2019年1月1日からとなっていますので、すでに貯めているポイントは年内にANAマイルにきっちり交換しておくようにしましょう!
ANAマイル以外のマイルは移行上限に変更なし
不幸中の幸いが、ANAマイル以外のマイルへの移行上限には変更がない点です。
すでにアメックスでマイルを貯めている方はご存知のことと思いますが、アメックスのポイントはANAをはじめとした15社のマイルに移行することができます。
ANA以外の14社のマイルには、これまでどおり移行上限無しでポイントをマイルに移行することができますので、ANA以外のマイルを貯めている方には影響はありません!
メンバーシップリワード・プラス登録時も1,250ポイント=1,000マイル(マイル還元率0.8%相当)と、ANA以外へのマイル移行レートは下がってしまいますが、切り替えもアリでしょう。
ブリティッシュ・エアウェイズ経由でJAL特典航空券を狙う?
アメックスのポイントはブリティッシュ・エアウェイズのマイルにも交換できますので、同じ「ワンワールド」所属のJAL特典航空券を交換することができます。
ブリティッシュ・エアウェイズのマイルでのJAL特典航空券の交換は、
- 区間マイル数が650マイル以内は往復9,000マイルとJALマイルよりも安い
- 当日まで申込可能、発券から24時間以内はキャンセル料無料
- 36か月以内にマイルの付与・利用があれば実質無期限
と、JALマイルでの特典航空券の交換よりも有利な点が多くなっています。
移行レートは1対0.8と、ANAマイルへの移行よりもレートは下がってしまいますが、使い勝手のいいJAL特典航空券を交換できるのは得難いメリットです!
年末年始の移行受付期間にも注意が必要
ANAマイルの移行上限の変更に伴い、年内に駆け込みでポイントをマイルに交換しようと思っている方は、年末年始の移行受付期間にも注意が必要です。
年末年始の移行受付期間は、ANAへのポイント移行の履歴によって変わります。
ANAへのポイント移行が はじめての方 |
2018年12月17日〜2019年1月4日は ポイント移行が休止 |
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ANAへのポイント移行が 2回目以降の方 |
2018年12月25日〜2019年1月4日は ポイント移行が休止 |
ポイント移行上限の改正は2019年1月1日からですが、ANAへのポイント移行がはじめての方については、2018年12月16日までがラストチャンスとなります。
すでにアメックスのポイントを貯めている方は、ANAマイルへの移行のタイミングを逃さないようにしましょう!
改善点も!アメックスプラチナではANAマイル移行手数料が無料に
改善情報もあり、2019年1月1日からアメックスプラチナではANAマイル移行手数料が無料になります。
アメックスのポイントをANAマイルに交換する際には、これまで5,500円(税込)の移行手数料が必要でした。
アメリカン・エキスプレス®・プラチナ・カード
アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・プラチナ・カード
の、2枚のプラチナカードでは、2019年1月1日からはANAマイル移行手数料が無料となり、移行手数料無料・実質無期限でANAマイルを貯めることが可能となります。
年間の上限は通常カードと同様に40,000マイルまでとなりますが、すべての方が年間40,000マイルのANAマイル移行を利用しているわけではないでしょう。
年間40,000マイル未満のANAマイルへの移行を考えているプラチナカードユーザーにとっては、今回のサービス改正は改善の意味合いが強いですね!
ポイントでANAマイル移行手数料の支払いが可能に
アメックスプラチナ以外のアメックスでは、2019年1月1日からANAマイルの移行手数料をポイントで支払うことが可能となります。
1ポイントあたりの価値はメンバーシップリワード・プラスの加入・未加入で変わります。
メンバーシップリワード・プラス登録済 | 1ポイント=1円で充当 |
---|---|
メンバーシップリワード・プラス未登録 | 1ポイント=0.3円で充当 |
ポイントでの移行手数料の充当は、最小3,000ポイントから1ポイント単位で利用することができます。
これまで、ポイントでのマイル移行手数料の支払いは対象外でしたので、ポイントが利用可能になった点は改善点と言っていいでしょう!
ただし、対象となるのはプロパーのアメックスのみとなっており、ANAアメックスの移行手数料は対象外ですので注意が必要です。
ANAマイル以外のポイントの使い道も視野に入れよう!
ANAマイルへの移行上限の変更に伴い、ANAマイル以外へのポイントの使い道も視野に入れておく必要があります。
- カード利用代金
- 旅行代金の支払い
- 店頭での支払い
ここでは、アメックスのポイントをどのように活用できるのかを解説します。
もっともお得なのはカード利用代金への充当
もっとも使い勝手のいいポイントの使い道はポイントでのカード利用代金の充当です。
- メンバーシップリワード・プラス登録済:1ポイント=0.5円〜1円
- メンバーシップリワード・プラス未登録:1ポイント=0.3円
ポイントの交換レートはカードの利用内容によって異なり、最小3,000ポイントから1ポイント単位で交換することが可能です。
メンバーシップリワード・プラス登録済の方は、1ポイント=最大1円としてポイントを利用することができます。
航空会社での利用 | 1ポイント=1円 |
---|---|
ホテル・旅行代理店での利用 | 1ポイント=0.8円 |
旅行関連以外での利用 | 1ポイント=0.5円 |
このように、航空会社での利用代金への充当がもっともレートが高くなっています。
ANAをはじめとした航空会社の航空券を購入する機会の多い方にとっては、非常に使い勝手のいい交換先となりますね!
また、ポイントでの支払い可能額はカード利用金額の合計までとなっていますので、利用残高が無い場合の現金還元などは用意されていません。
旅行代金の支払いでお得にタダ旅行
アメックスのポイントは、対象となる旅行代理店の旅行代金の支払いに利用することができます。
- メンバーシップリワード・プラス登録済:1ポイント=0.8円〜1円
- メンバーシップリワード・プラス未登録:1ポイント=0.4円
ポイントの交換レートは旅行代理店によって異なります。
メンバーシップリワード・プラスに登録済の場合、
アメリカン・エキスプレス®・トラベルオンライン | 1ポイント=1円 |
---|---|
H.I.Sアメリカン・エキスプレス®・トラベル・デスク | 1ポイント=0.8円 |
日本旅行 | 1ポイント=0.8円 |
ポイント交換の最小単位は1,000ポイントからとなっており、アメリカン・エキスプレス®・トラベルオンラインは5ポイント単位、それ以外は1ポイント単位でポイントを交換できます。
ANAマイルの上限を超えてしまったポイントでツアー商品を購入して、タダ旅行に出かけるというのも壮大なポイントの使い方です!
店舗で使えるお得な商品券に交換
ポイントをヨドバシカメラ・高島屋の店頭で使える商品券に交換することも可能です。
- メンバーシップリワード・プラス登録済:2,000ポイント=1,000円分
- メンバーシップリワード・プラス未登録:3,000ポイント=1,000円分
ヨドバシカメラ・高島屋の商品券に交換することで、お買い物の際にお得にアメックスのポイントを利用することができます。
ポイントの交換レートは1ポイント=0.5円と決して高くはありませんが、ヨドバシカメラや高島屋でよくお買い物をする方には嬉しい使い道ですね!
ユナイテッド航空のマイルへ乗り換えも
2019年1月1日からのANAマイル上限の変更をうけて、貯めるマイルをユナイテッド航空のマイレージプラスに切り替えるのもひとつの選択肢です。
ANA特典航空券を狙っている場合でも、マイレージプラス経由で交換した方が、ANAマイルからの交換よりもお得になるケースも多くなっています。
マイレージプラス | ANAマイル | |
---|---|---|
東京-大阪 | 10,000マイル | 10,000マイル〜15,000マイル |
東京-札幌 | 12,000マイル〜18,000マイル | |
東京-福岡 | 12,000マイル〜18,000マイル | |
東京-沖縄 | 14,000マイル〜21,000マイル |
ANAマイルでの特典航空券の交換ではシーズンによるマイル数の変動がありますが、マイレージプラスでは年間を通してお得なマイル数で交換することができます。
また、マイレージプラスでは「燃油サーチャージ」がかかりませんので、国際線でもANAマイルでの交換よりお得にANA特典航空券を交換できるケースがあります。
燃油サーチャージは原油の価格によって変動しますが、現時点(2018年9月現在)で、ANAではハワイ路線で8,500円の燃油サーチャージが必要です。
さらに、
- 18か月に1回のマイル加算で実質無期限
- 友人・恋人の特典航空券も交換可能
と、マイレージプラスはANAマイルよりも優れた点の多いマイレージプログラムとなっています。
アメックスのポイントでは、残念ながらユナイテッド航空のマイレージプラスは貯めることができませんが、この機会にマイレージプラスを貯められるカードに乗り換えるのもいいでしょう。
ANAマイルを貯めるならカードの切り替えも!移行上限に変更なしのアメックス
2019年1月1日からのANAマイル移行上限の変更をうけて、すでにアメックスでマイルをためているANAマイラーはカードの切り替えが必要です。
ここでは、ANAマイルの移行上限に変更の無い、アメックスブランドのクレジットカードをご紹介します。
ANAアメリカン・エキスプレス®・カード
ANAマイラーにおすすめの理由!
- 無期限・上限無しでポイントをANAマイルに交換可能
- ANAグループの利用でマイル還元率2.5%
- マイル移行手数料と合わせても13,000円と低コスト
ANAマイルへの移行上限無しのカードへの切り替えを検討している方は「ANAアメリカン・エキスプレス®・カード(以下ANAアメックス)」がおすすめです。
ANAアメックスでは、6,600円(税込)のマイル移行コースに登録することで、ポイントを年間の移行上限無しでANAマイルに交換することができます。
マイル移行コースに登録するとポイントの有効期限が無期限となりますので、マイルを実質無期限で貯めることができる点も嬉しい点ですね。
ANA航空券などのANAグループの利用では還元率が2.5%にアップする特典もあり、ANA一般カードでは唯一、ANAグループで2.5%のマイルを貯められるカードとなっています。
- セブン-イレブン・イトーヨーカドーなどでは還元率2.0%
- フライトボーナスマイルは区間基本マイルの10%
など、ANAカードの通常の特典も利用することができますので、お買い物・フライトで効率的にマイルを貯めることが可能です。
マイル移行手数料と合わせても13,000円と低コストですので、ANAマイルを貯めることを目的とするとアメックスのプロパーカードからの乗り換えもアリではないでしょうか?
ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールドカード
ANAマイラーにおすすめの理由!
- 無期限・上限無しでポイントをANAマイルに交換可能
- ANAグループの利用でマイル還元率3.0%
ANAグループでのフライトをよく利用する方には「ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールドカード(以下ANAアメックスゴールド)」がおすすめです。
ANAアメックスゴールドでは、無期限のポイントを年間の上限無しでANAマイルに移行することが可能となっており、移行手数料も無料です。
ANAグループでの利用の際には還元率が3.0%にアップする特典があり、マイル獲得に特化した「スカイ・トラベラー・カード」同様の還元率で航空券を購入できます。
ANAアメックスゴールドはANAワイドゴールド相当のカードとなっていますので、フライトボーナスマイルも25%と、航空券の購入・フライトでお得にマイルを貯められます。
ユナイテッド航空のマイレージプラスをよりお得に貯めるなら
アメックスでのANAマイルの移行上限の変更を受けて、貯めるマイルをユナイテッド航空のマイレージプラスに切り替えるのもひとつの選択肢です。
マイレージプラスは、MileagePlusセゾンゴールドカードで効率的に貯めることが可能です。
MileagePlusセゾンゴールドカード
年会費 | 22,000円(税込) | |
---|---|---|
家族カード | 5,500円(税込) | |
ETCカード年会費 | 無料 | |
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス、Visa、Mastercard® | |
還元率 | 1.5〜2.0% | |
申込資格 | 学生を除く20歳以上の方 |
現在、受付停止中です
- マイレージプラスをいつでも1.5%還元で貯めることができる
- コスモ石油利用時には2.0%の高還元率
- マイレージプラスはANA特典航空券の交換にも利用可能
ANAマイルからマイレージプラスに乗り換える方には「MileagePlusセゾンゴールドカード」がおすすめです。
MileagePlusセゾンゴールドカードでは、いつでも還元率1.5%でマイレージプラスを貯めることが可能となっており、ショッピングマイルでガンガンマイルが貯まります。
さらに、コスモ石油利用時には還元率が2.0%にアップする特典もありますので、給油するスタンドをコスモ石油に変更するだけで劇的にマイルを貯めることが可能です!
マイレージプラスは、ANA特典航空券の交換にも利用可能となっており、国内線は往復10,000マイル〜とANAマイルでの特典航空券の交換よりもお得になるケースがあります。
家族特約も付帯した手厚い海外旅行傷害保険も魅力となっており、補償の面ではアメックスよりも勝る優秀なカードです。
衝撃のニュース!陸マイラーは対策を急げ
アメックスのANAマイル移行上限の半減は、ANAマイラーにとっては直視したくない現実です…!
- 2019年1月1日からANAマイルの交換上限が年間40,000マイルに
- ANAマイルの移行上限の無いクレジットカードに切り替えよう
- 貯めるマイルをANAマイル以外に乗り換えるのもひとつの選択
2019年1月1日から、アメックスのポイントでのANAマイルへの交換が年間40,000マイルまでと半減してしまいます。
ANAマイルへの移行上限の変更はアメックスだけではなく、ライバルカードともいえるダイナースクラブカードでも予定されています。
ANAマイルへの移行上限の無いカードへの切り替えはもちろん、ANA以外のマイルへの乗り換えも要検討ですね!
- マイルの貯まるおすすめのクレジットカード