ANA JCB法人カード 一般カード
管理番号:38796
4.1
年会費(初年度) | 年会費(2年目〜) | 還元率 |
---|---|---|
無料 | 2,475円(税込) | 0.5〜2.0% |
国際ブランド | 発行スピード |
---|---|
2〜3週間 |
「ANA JCB法人カード 一般カード」は、ANAとJCBが提携発行するクレジットカードです。
ANAカードとしての特徴が強く、法人カードでありながらANAマイルを1.0%の還元率で貯められるのが最大の魅力!出張はもちろん、プライベートでANAをよく利用する方にはもってこいのクレジットカードだといえるでしょう。
またANA JCB法人カード 一般カードは、年会費も2,475円(税込)とお手頃。さらに初年度は無料のため、どんなカードなのかを1年間お試し可能です。
今回はそんなANA JCB法人カード 一般カードのメリット・デメリットを解説します。申し込みを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ANA JCB法人カード 一般カードの10のメリット
ANA JCB法人カード 一般カードには、ANAカード×法人カードならではの10のメリットがあります。
- 初年度年会費無料
- 無料で複数枚のETCカードが発行可能
- いつでもANAマイル還元率1.0%が可能
- 航空券購入でマイルが貯まる
- ネット通販でポイントアップ
- ビジネスきっぷで割引運賃
- ANAカード共通の割引特典
- 搭乗・カード更新でボーナスマイル
- 年間100万円までの海外ショッピング保険
- QUICPay対応
こうしてザッと見ても、ANA JCB法人カード 一般カードには、ANAカードとの提携ならではのメリットが多い印象です。
それではメリットの詳細をひとつずつ確認していきましょう。
初年度年会費無料
ANA JCB法人カード 一般カードは、初年度の年会費が無料です。そのため1年間は、お試し気分で気軽に利用できます。
本会員 | 初年度無料、2年目以降2,475円(税込) |
---|---|
社員カード | 825円(税込)※本会員が無料の場合は無料 |
なお社員カードは通常だと1枚につき825円(税込)ですが、初年度はこちらも無料で利用できます。
無料で複数枚のETCカードが発行可能
ANA JCB法人カード 一般カードでは、ETCカードを年会費・手数料ともに無料で発行できます。
しかも発行枚数の上限が設定されていません。社用車を複数所持している企業でも安心です。
そのほかETCカードの利用では、以下のメリットがあります。
- ETCカード利用でもポイント還元
- クレジット機能のないETC専用カード
- ETCマイレージでも割引可能
ETCの利用でもポイントが貯まりますし、クレジット機能がないため、不正利用対策にもうってつけです。
- ETCが年会費無料のおすすめ法人カード
いつでもANAマイル還元率1.0%が可能
ANA JCB法人カード 一般カードでは、税込1,000円のカード利用ごとに、1ポイントのOkiDokiポイントが貯まります。
カードの利用で直接マイルが貯まるしくみではないため、この点は注意が必要です。
ANAマイルを貯めたい場合には、「ANA法人マルチポイントコース 10マイル」を利用しましょう。
ANA法人マルチポイントコース 10マイルでは、ポイントを移行した年度ごとに5,500円(税込)の移行手数料が発生します。
利用しない場合のポイント還元率が0.5%なのに対し、利用した場合のマイル還元率は1.0%と高還元です。
またOkiDokiポイントの有効期限である2年を待って、ANAマイルに移行すれば、マイルの有効期限を実質5年にできます。
ANAマイルの有効期限である3年が短い、使いこなせないと感じている方にもおすすめです。
マイルは個人用として移行可能
ANA JCB法人カード 一般カードで貯めたポイントは、個人用のマイルとして移行できます(むしろ個人にしか付与できません)。
つまり経費の支払いで貯めたマイルやポイントは、どのような使い方をしても問題ありません。
もちろん出張に利用してもよいですし、プライベートでの旅行にも利用できます。
なおカードの利用により発生したポイントやマイルは税収の対象外です。お小遣い感覚で気軽に活用できます。
移行手数料は移行した年度のみ発生
「ANA法人マルチポイントコース 10マイル」では、5,500円(税込)の移行手数料がかかると先にお話しました。
しかし移行手数料はポイントをマイルに移行した年度(4月〜翌年3月)のみ発生します。
OkiDokiポイントの有効期限が2年なので、移行する年度・移行しない年度を交互に繰り返せば、移行手数料の発生を2年に一度に抑えることができますよ。
マイル還元率最大1.06%
ANA JCB法人カード 一般カードには、「JCB STAR MEMBERS」が適用されます。
JCB STAR MEMBERSとは、年間利用額に応じて、翌年の還元率がアップするJCB会員専用の特典です。
年間利用額 | ランク | ボーナスポイント |
---|---|---|
50万円以上利用 | スターβ | 10%UP |
100万円以上利用 | スターα | 20%UP |
JCB STAR MEMBERSの適用でもらえるボーナスポイントは、通常のポイントとマイル還元率が異なります。
ボーナスポイントをANAマイルに移行する場合、レートは「1ポイント=3マイル」。そのため前年度に100万円以上利用をし、スターαランクになっていた場合のマイル還元率は、1.06%です。
航空券購入でマイルが貯まる
法人会員専用のインターネット出張手配システム「ANA@desk」で航空券を購入すると、ポイントとは別に100円につき1マイルが貯まります。
カード利用でもらえる通常ポイント分も合わせると、マイル還元率は2.0%。かなりの高還元です。
ネット通販でポイントアップ
JCBカード会員専用のポイントアップモール「OkiDokiランド」経由でネットショッピングをすると、ボーナスポイントが付与されます。
下表はあくまで一例ですが、Amazonや楽天市場といったおなじみのショップでもポイントアップを受けられ、お得です。
Amazon | 2倍 |
---|---|
楽天市場 | 2倍 |
Yahoo!ショッピング | 2倍 |
LOHACO | 2倍 |
JCBトラベル | 3倍 |
なお、ポイントアップ分はJCB STAR MEMBERS同様、ボーナスポイントとして1ポイント=3マイルで移行できます。
たとえばAmazonでの買い物で付与されたポイントをマイルに移行した場合、ANAマイル還元率は1.3%です。
ビジネスきっぷで割引運賃
こちらはANAカード会員ならではの特典です。
ANAカード会員は同一路線を2回搭乗する場合、会員専用割引運賃で利用できます。(片道2回でも、往復でも可)そのうえANAマイルが100%貯まり、さらにお得!
また搭乗当日まで予約・変更ができるため、急な出張や予定変更にも対応可能です。
ANAカード共通の割引特典
こちらもANAカード会員ならではの特典です。
ANAグループ関連のショップや商品を特別価格で利用・購入できます。
- 国内線・国際線での機内販売が10%オフ
- 空港内免税店で5%オフ
- 空港内店舗「ANA FESTA」で税込1,000円以上利用で10%オフ
- ANAのショッピングサイト「A-style」で5%オフ
- ANAの国内・海外ツアー商品5%オフ
- IHG・ANA・ホテルズグループジャパン優待
搭乗・カード更新でボーナスマイル
ANA JCB法人カード 一般カードをANA便の搭乗のほか、毎年のカード更新時にもボーナスマイルがプレゼントされます。
それぞれもらえるボーナスマイル額は以下の通りです。
- 搭乗ボーナスマイル 区間基本マイルの10%
- 継続ボーナスマイル 1,000マイル
ANAマイルの価値は、1マイルあたり約3〜5円だと言われています。
つまり毎年もらえる継続ボーナスマイルだけで、2,475円(税込)の年会費を上回る計算です。
年間100万円までの海外ショッピング保険
ANA JCB法人カード 一般カードには、年間100万円までの海外ショッピング保険が付帯しています。
海外利用分のみですが、補償額は年間100万円まで、保証期間は商品の購入から90日間です。
自己負担となる免責金額は1事故につき1万円とやや高めですが、海外旅行中に高額な商品を購入した場合には、心強い保険となります。
QUICPay対応
ANA JCB法人カード 一般カードは、後払い式電子マネー「QUICPay」に対応しています。
QUICPayなら事前のチャージが不要なため、クレジットカード以上にスマートな会計を実現してくれるでしょう。
ただしApple PayやGoogle Payには非対応のため、これらと組み合わせての利用を考えている方は、ご注意ください。
こんな方におすすめ
ANA JCB法人カード 一般カードは、こちらに当てはまる方に特におすすめの法人カードです。
- 経費の支払いで高還元のマイルを貯めたい方
- 複数枚の社員用ETCカードを発行したい方
- 初年度無料で法人カードを試してみたい方
ANA JCB法人カード 一般カードは、法人カードながらANAカードならではのメリットが多数あります。
中でもマイルを貯めやすいのは、出張や旅行が多い方、好きな方にとっては大きなメリットとなるでしょう。
初年度の年会費は無料のため、興味のある方はまず一度お試しすることをおすすめします。
デメリットは2つ
ANA JCB法人カード 一般カードには、こちら2つのデメリットがあります。
- マイル移行には移行手数料がかかる
- 付帯保険が実用的ではない
マイルの貯めやすさがANA JCB法人カード 一般カードのメリットである反面、マイルに関するデメリットも多いのは気になりますね。
デメリットの詳細もひとつずつ確認していきましょう。
マイル移行には移行手数料がかかる
ANA JCB法人カード 一般カードでは「ANA法人マルチポイントコース 10マイル」しか利用できません。そのため移行手数料は必ず発生します。
個人向けの「ANA JCB一般カード」では、「1ポイント=5マイルの移行手数料無料のコース」も選択が可能なので、移行手数料無料での移行ができます。
個人カードの感覚で、移行手数料無料でマイル移行をしようと思っても、できないのでご注意ください。
付帯保険が実用的ではない
ANA JCB法人カード 一般カードの海外旅行傷害保険は、「死亡後遺障害」と「救援者費用」のみなのは難点でしょう。
一般的に利用頻度の高い「傷害治療」「疾病治療」は適用外のため、あまり実用的とは言えません。海外旅行の際には、ほかの海外旅行傷害保険を用意する必要があります。
なお「JCB法人一般カード」との比較は、下表の通りです。
ANA JCB法人カード 一般カード |
JCB法人一般カード | |
---|---|---|
保険適用条件 | 利用付帯 | 利用付帯 |
死亡・後遺傷害 | 最高1,000万円 | 最高3,000万円 |
傷害治療 | なし | 最高100万円 |
疾病治療 | なし | 最高100万円 |
携行品損害 | なし | 最高20万円 |
救援者費用 | 最高100万円 | 最高100万円 |
賠償責任保険 | なし | 最高2,000万円 |
付帯条件以外は、JCB法人一般カードの海外旅行傷害保険が優れています。
年会費もJCB法人一般カードは1,375円(税込)と安く、初年度は無料です。
こんな人には向かないかも…?
ANA JCB法人カード 一般カードは、海外旅行傷害保険の手厚さを求めている方には不向きと言わざるをえません。
年会費が多少高くついても、より海外旅行傷害保険の補償内容を充実させたい方には、「アメックスビジネスグリーン」をおすすめします。
アメックスビジネスグリーンなら、ANAマイル還元率が1.0%(年間40,000マイルまで)で、ANA JCB法人カード 一般カードと変わりません。
それでいて、最高補償額5,000万円、傷害治療・疾病治療が最高300万円の海外旅行傷害保険が利用付帯します。
ANA JCB法人カード 一般カードの特徴
ANA JCB法人カード 一般カードは、ANAカードならではのメリットが豊富にそろった法人カードです。
中でもANAマイル還元率が1.0%なのは、魅力的!経費を支払いながら、マイルを効率よく貯められます。
またETCカードの発行枚数に制限がないため、社用車を複数持つ企業にもおすすめの法人カードです。
国際ブランド
ANA JCB法人カード 一般カードの国際ブランドは「JCB」のみです。
JCBブランドは、日本国内であれば加盟店数が最多。海外でもハワイを始めとした日本人に人気の地域では加盟店を増やしています。
日本やそのような地域では、特に不便を感じることはないでしょう。
審査
ANA JCB法人カード 一般カードの申込対象は「法人または個人事業主」「カード使用者は18歳以上の方が対象」です。収入面での条件記載はありません。
また「JCB法人一般カード」がベースとなったカードのため、審査基準もJCB法人一般カードと同等。それほど厳しくはないと予想されます。
申し込み時に注意したいのは、必要書類です。個人事業主として申し込む場合には、法人代表者の本人確認書類を提出するのみで構いません。
しかし法人として申し込む場合には、は「現在事項全部証明書」「履歴事項全部証明書」といった法人の確認書類も必要になります。
なお、申し込み完了からカード発行までにかかる期間は、3〜4週間程度です。
なるべくスムーズに発行まで済ませるためにも、必要書類はあらかじめ準備しておきましょう。
ポイントの交換先・お得な使い道
ANA JCB法人カード 一般カードの利用で貯まるOkiDokiポイントは、マイルに交換するほか、アイテムへの交換も可能です。
お得な使い道を確認していきましょう。
ANAマイル
OkiDokiポイントからの交換、または各種ボーナスで貯めたANAマイルは、特典航空券に交換するのが一番お得です。
特典航空券への交換に必要なマイル数は、搭乗の時期によって異なります。下表は必要マイル数の一例です。
ローシーズン | レギュラーシーズン | ハイシーズン | |
---|---|---|---|
国内線 | 5,000〜 | 6,000〜 | 7,500〜 |
韓国 | 12,000〜 | 15,000〜 | 18,000〜 |
北京 | 17,000〜 | 20,000〜 | 23,000〜 |
バンコク | 30,000〜 | 35,000〜 | 38,000〜 |
ハワイ | 35,000〜 | 40,000〜 | 43,000〜 |
シドニー | 37,000〜 | 45,000〜 | 50,000〜 |
ロサンゼルス | 40,000〜 | 50,000〜 | 55,000〜 |
ロンドン | 45,000〜 | 55,000〜 | 60,000〜 |
たとえば年間100万円のカード利用であれば、10,000マイル(1.0%還元)貯まる計算です。
こうして考えると、意外にも簡単に特典航空券と交換できることが分かります。
OkiDokiポイント
OkiDokiポイントは、各種共通ポイントやギフト券などに交換できます。
1ポイントあたりの価値は交換先によって変動し、3〜5円です。
還元率の高さを重視するのであれば、JCBギフトカードやnanacoポイントへの交換をおすすめします。
支払い金額に充当 | 1ポイント | 3円分 |
---|---|---|
JCBギフトカード | 1,050ポイント | 5,000円分 |
App Store & iTunes ギフトカード | 250ポイント | 1,000円分 |
Google Play ギフトコード | 250ポイント | 1,000円分 |
nanacoポイント | 200ポイント | 1,000ポイント |
楽天ポイント | 200ポイント | 800ポイント |
dポイント | 200ポイント | 800ポイント |
Pontaポイント | 200ポイント | 800ポイント |
WAONポイント | 200ポイント | 800ポイント |
付帯サービス
ANA JCB法人カード 一般カードでは、ビジネスにも役立つさまざまな付帯サービスを利用することが可能となっています。
海外出張をサポートしてくれるJCBプラザ/プラザラウンジ
ANA JCB法人カード 一般カードでは、海外の主要都市に設置されたJCBプラザ・JCBプラザラウンジを利用することができます。
JCBプラザでは、現地の日本語スタッフによる対応で、現地の公共交通機関やJCB加盟店の案内をうけることが可能です。
ラウンジ機能の付いたJCBプラザラウンジでは、フリードリンクの提供や日本の新聞・雑誌を閲覧することもできますよ!
海外出張に不慣れな方の場合でも、JCBプラザ・JCBプラザラウンジでのサポートをうけることができるのは嬉しいですね。
エクスプレス予約で新幹線での出張もお得
ANA JCB法人カード 一般カードでは、東海道・山陽新幹線のチケットをお得な会員価格で予約することができる「エクスプレス予約」を利用することができます。
エクスプレス予約では、365日お得な会員料金で新幹線を予約することができるだけではなく、専用のEXカードでチケットレスでスマートに改札を通過することが可能です。
エクスプレス予約では、事前の予約でさらに新幹線がお得になる「早得」も利用できますので、新幹線での出張の多い法人には必須のサービスです。
サービスの利用には1,100円(税込)の年会費が必要ですが、いつでも会員料金で新幹線を予約することができますので、フル活用したいサービスですね!
福利厚生代行サービスで社員のモチベーションアップ
ANA JCB法人カード 一般カードでは、「リロクラブ」と提携した福利厚生代行サービスを利用することが可能となっており、社員のモチベーションアップに役立てることができます。
通常、福利厚生代行サービスでは、通常社員数に応じた入会金が必要となっています。
社員数 | 入会金 |
---|---|
99名まで | 3万円 |
999名まで | 5万円 |
1000名以上 | 10万円 |
ANA JCB法人カード 一般カードでは、上記の入会金無料でサービスを利用することができますので、非常にお得に福利厚生代行サービスを利用することができます。
福利厚生の充実は、社員のモチベーションに直結しますので、充実した福利厚生代行サービスを活用しちゃいましょう!
経費でANAマイルを貯められる「ANA JCB法人カード 一般カード」
ANA JCB法人カード 一般カードは、法人カードでありながらANAマイルを貯めやすいクレジットカードです。
- ANAマイル還元率1.0%
- ANAマイルの有効期限を実質5年に引き延ばせる
- ETCカードを複数枚発行できる
しかも貯めたマイルは用途自由。出張はもちろん、プライベートな旅行にも活用できます。
出張が多い、または旅行が好きな法人代表者、もしくは個人事業主の方はぜひ申し込みを検討してみてください。