Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード
管理番号:45741
4.1
年会費 | 還元率 | |
---|---|---|
49,500円(税込) | 1.0〜1.25% |
国際ブランド | 発行スピード |
---|---|
約2週間 |
2022年2月、旅行好きから長く愛されてきたSPGアメックスの後継として「Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード」(以下Marriott Bonvoyアメックスプレミアム)が誕生しました。
SPGアメックス同様、Marriott Bonvoy ゴールドエリートステータスが自動付与され、ANA・JALを含む40社のマイル還元率は最大1.25%をキープ。
さらに、条件を満たすことでプラチナエリートステータスを取得できるようになったほか、家族カード1枚目無料や、スマホ保険が追加されるなど、多くの特典が追加されました。
しかし一方で、年会費の大幅アップ、無料宿泊特典に利用条件追加といった、既存のSPG利用者にとってはデメリットと言える変更もあります。
今回は、SPGアメックスからの変更点も含めた、Marriott Bonvoyアメックスプレミアムのメリットとデメリットをご紹介します。新たに申し込みしようか悩んでいる方や、SPGアメックスから切り替え後にカード更新するべきか悩んでいる方は、ぜひご一読ください。
目次
Marriott Bonvoyアメックスプレミアムの12のメリット
Marriott Bonvoyアメックスプレミアムには、Marriott Bonvoyのエリート資格をはじめとした12ものメリットがあります。
- Marriott Bonvoy ゴールドエリートを自動付与
- 年間400万円利用でプラチナエリートが取得できる
- 年間150万円以上利用で継続特典として無料宿泊特典
- 家族カードが1枚目無料
- 対象ホテル2連泊以上で100米ドル相当プレゼント
- Marriott Bonvoy参加ホテル利用で2%還元
- 最大1.25%還元でマイル移行が可能
- 最大3万円までのスマホ修理保険が付帯
- 航空便遅延費用・家族特約も付帯した海外旅行傷害保険
- 空港ラウンジは同伴者1名も無料で利用可能
- 海外旅行時は手荷物無料宅配サービスが付帯
それぞれ詳細を確認し、Marriott Bonvoyアメックスプレミアムが自分に合うクレジットカードなのかを検討しましょう。
Marriott Bonvoy ゴールドエリートを自動付与
Marriott Bonvoyアメックスプレミアムの一番の特徴は、入会で自動的にMarriott Bonvoy ゴールドエリートが付与されることです。
Marriott Bonvoyとは、世界最大のホテルチェーン「マリオット・インターナショナル」のホテルプログラムです。世界138の国と地域で7,900以上、国内では70以上のホテルがこのプログラムに参加しています。
Marriott Bonvoyには「一般」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「チタン」「アンバサダー」のステータスランクがあり、ステータスが高ければ高いほど、豪華な特典が付与されます。
ゴールドエリートになるには、通常年間25泊の宿泊数が必要ですが、Marriott Bonvoyアメックスプレミアムなら入会するだけで、ゴールドエリートが付与されます。
ゴールドエリートでは、Marriott Bonvoyの参加ホテルで以下のような特典が利用できます。
- 部屋のアップグレード
- 午後2時までのレイトチェックアウト
- ゴールドウェルカムギフト(250または500ポイント)
- ホテル利用時に25%のボーナスポイント
なんといっても魅力的なのは、無料での部屋のアップグレード。あくまでチェックイン時の空室状況によりますが「2グレード以上もよい部屋に宿泊できた」「眺望のよい部屋に変えてもらえた」といった声も聞かれます。
また、ウェルカムギフトやボーナスポイントによって、ポイントが貯まりやすくなります。
ゴールドエリートの付与は本カード会員のみが対象で、家族カード会員には適用されません。
年間400万円利用でプラチナエリートが取得できる
Marriott Bonvoyアメックスプレミアムでは、年間400万円以上のカード利用があると「Marriott Bonvoy プラチナエリート」が付与されます。
プラチナエリート会員になるには、通常であれば年間50泊が必要になるため、かなり価値のある特典だといえるでしょう。
プラチナエリートでは、以下のような特典が利用できます。
- 無料の朝食を含むウェルカムギフト(ポイント・朝食・アメニティから選択可能)
- ラウンジへのアクセス
- スイートを含む部屋のアップグレード
- 午後4時までのレイトチェックアウト
- ホテル利用時に50%のボーナスポイント
- レストラン+バーで20%オフ
ゴールドエリートよりも全体的にグレードがアップしています。よりポイントは貯まりやすく、割引率も大きく、快適さを高めるサービスの数や質も上がっています。
プラチナエリート以上で利用できる「ラウンジ」には特に注目。調度品や景色も格別なラウンジで、ソフトドリンクやお菓子、お酒や軽食などを楽しめます。同伴者1名まで無料になります。
なお、400万円利用の集計期間は「毎年1月1日〜12月31日」で、カードの入会日や発行日からの開始ではないためご注意ください。※リリース年である2022年のみ2月24日からの集計開始。
プラチナエリートの付与もゴールドエリート同様、本カード会員のみが対象であり家族カード会員には適用されません。
入会・更新で15泊分の宿泊実績がもらえる
Marriott Bonvoyアメックスプレミアムでは、新規入会とカード更新のタイミングで、15泊分の宿泊実績がプレゼントされます。
プラチナエリートの獲得条件が35泊ですみます(通常50泊)。年間400万円以上のカード利用がない場合でも、ホテルの利用が多い方であれば、宿泊実績によるプラチナエリートが獲得しやすくなるでしょう。
- ホテルの上級資格が取得できるアメックス
年間150万円以上利用で継続特典として無料宿泊特典
Marriott Bonvoyアメックスプレミアムでは、年間150万円以上の利用がある場合に限り、継続特典として無料宿泊特典(1泊1室分)がプレゼントされます。
無料宿泊特典は、Marriott Bonvoy参加ホテルのうち、最大50,000ポイント以内で宿泊可能なホテルであれば、どこでも利用可能です。
必要ポイント数はシーズンによっても変わりますが、オフピークであれば、50,000ポイントで全8つあるカテゴリーのうち、カテゴリー7のホテルにも宿泊できます。
たとえば、ウェスティンホテル東京やシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル、ザ・リッツ・カールトン大阪でも利用できます。
また、継続特典の無料宿泊特典では、保有するMarriott Bonvoyポイントを最大15,000ポイントまで追加できるので、合計65,000ポイントまでが対象。スタンダードのシーズンでも、カテゴリー7のホテルまで選択可能になります。
家族カードが1枚目無料
Marriott Bonvoyアメックスプレミアムの年会費は以下の通り、年会費が比較的高額ですが、家族カードが1枚目無料になるメリットがあります。
本カード | 49,500円(税込) |
---|---|
家族カード | 1枚目無料 2枚目以降24,750円(税込) |
SPGアメックスでは家族カードの無料分はなかったので、かなりよい変更点だと言えるでしょう。
先述のように、家族カードでは旅行傷害保険やラウンジは利用可能ですが、ゴールドエリートやプラチナエリートといった上級会員資格や無料宿泊特典は付与されません。
しかし、本カード会員と利用金額実績が合算されるため、プラチナエリートや継続特典の利用金額条件を達成する手助けはできるので、本カードの利用だけでは目標金額に届かない場合には有効でしょう。
SPGアメックスとの年会費比較
SPGアメックスとMarriott Bonvoyアメックスプレミアムの年会費を表にまとめました。
Marriott Bonvoy アメックスプレミアム |
SPGアメックス | |
---|---|---|
本カード | 49,500円 | 34,100円 |
家族カード | 1枚目 無料 2枚目以降 24,750円 |
17,050円 |
本カード+家族カード1枚の 年会費合計 |
49,500円 | 51,150円 |
※金額はすべて税込
Marriott Bonvoyアメックスプレミアムは、本カードの年会費がSPGアメックスに比べて15,400円アップしていますが、家族カードの1枚目は年会費無料。
「本カード+家族カード1枚」利用であれば、Marriott Bonvoyアメックスプレミアムのほうがカードコストは安くなります。
対象ホテル2連泊以上で100米ドル相当プレゼント
Marriott Bonvoyアメックスプレミアム会員は、国内外のザ・リッツ・カールトンまたはセントレジスで2連泊以上の宿泊をした場合、100米ドルのプロパティクレジットがもらえます。
このプロパティクレジットとは、ホテルのレストランやスパなどで利用できる専用クレジットです。
使い方は、Marriott Bonvoyウェブサイトまたはカスタマーセンターから、「100米ドルのプロパティクレジット」付きプランを予約するだけです。チェックアウトの際、100米ドル分が自動的に利用代金から差し引かれます。
国内でも以下6つのホテルで「100米ドルのプロパティクレジット」付きプランが用意されているため、活用はしやすいでしょう。
- ザ・リッツ・カールトン日光
- ザ・リッツ・カールトン東京
- ザ・リッツ・カールトン京都
- ザ・リッツ・カールトン大阪
- ザ・リッツ・カールトン沖縄
- セントレジスホテル大阪
Marriott Bonvoy参加ホテル利用で2%還元
Marriott Bonvoyアメックスプレミアムでは、Marriott Bonvoy参加ホテルを利用した場合、ポイントが2倍になる特典があります。
カード利用では通常、100円につき3ポイントのMarriott Bonvoyポイントが付与されます。Marriott Bonvoyポイントは3ポイント=1円相当として利用できるため、通常還元率は1%です。
Marriott Bonvoy参加ホテルでの利用では、100円につき6ポイントが付与されるので、2倍の2%還元になります。また、参加ホテルでの利用では、宿泊ボーナスとしてエリート資格に応じたポイント(ゴールドエリートで1米ドルにつき12.5ポイント)も付与されます。
Marriott Bonvoyポイントは参加ホテルの宿泊に利用可能で、「キャッシュ&ポイント」として、現金とポイントを組み合わせた支払いもできます。
ポイントの有効期限は24ヶ月ですが、24ヶ月以内に獲得・交換があれば、有効期限が延長されるため、実質無期限として利用できます。
ポイント獲得例
Marriott Bonvoyアメックスプレミアムのポイントの貯まりやすさが具体的に分かるように、利用別に30,000円利用時に獲得できるポイント数をまとめました。
カード 利用分 |
宿泊 ボーナス |
合計 | 還元率 | |
---|---|---|---|---|
参加ホテル以外で利用 | 900 ポイント |
ー | 900 ポイント |
1% |
参加ホテルで ゴールドエリートで利用 |
1,800 ポイント |
3,750 ポイント |
5,550 ポイント |
約6.17% |
参加ホテルで プラチナエリートで利用 |
1,800 ポイント |
4,500 ポイント |
6,300 ポイント |
7% |
※宿泊ボーナスは1米ドル=100円として計算
Marriott Bonvoy参加ホテル以外での利用時は、カード利用分のみで、100円につき3ポイント付与。1%還元に相当します。
ゴールドエリートで参加ホテルでの利用の場合、100円につき6ポイントに加え、宿泊ボーナスとして1米ドルにつき12.5ポイントが付与されます。合計5,550ポイントとなり、約6.17%還元です。
プラチナエリートで参加ホテルでの利用の場合では、宿泊ボーナスが1米ドルにつき15ポイント。合計6,300ポイントなので、2,100円に相当する7%還元になります。
最大1.25%還元でマイル移行が可能
Marriott Bonvoyポイントは、40社以上の航空会社のマイルにも移行可能です。レートは基本的に「3ポイント:1マイル」で、マイル還元率は1%です。
ただし、一度に60,000ポイントを移行すると25%のボーナスポイントが付与されて、合計25,000マイルとして移行されます。この場合のマイル還元率は1.25%になります。
マイルにはJALやANAも含まれます。さらにはマイル移行手数料はかからず、マイルの移行上限もありません。※1日あたりは24万ポイントまで。
JALマイルやANAマイルを高還元で貯めたい方にも、Marriott Bonvoyアメックスプレミアムはおすすめです。
- マイルが貯まるアメックス
最大3万円までのスマホ修理保険が付帯
Marriott Bonvoyアメックスプレミアムには、スマホ保険「スマートフォン・プロテクション」が付帯し、破損だけでなく、火災・水漏れ・盗難にも対応しています。
補償範囲 | 破損(画面割れ含む)、火災、水漏れ、盗難 |
---|---|
対象端末 | スマホのみ ※タブレットや腕時計型、ウェアラブル型端末は対象外 |
支払限度額 | 3万円 |
自己負担額 | 1事故につき5,000円 |
Marriott Bonvoyアメックスプレミアムのスマホ保険では「画面割れ」だけでなく「水漏れ」「盗難」「火災」と幅広く補償します。
補償対象となるのは、事故発生時点で購入後36ヶ月以内のスマホかつ、通信料を直近3ヶ月以上連続してカードで支払いしている必要があります。
家族会員も利用できますが、対象となるのは本会員・家族会員いずれかのスマホ1台のみです。
航空便遅延費用も付帯した海外旅行傷害保険
Marriott Bonvoyアメックスプレミアムには、航空便遅延費用が付帯した最高1億円の海外旅行傷害保険が付帯します。
保険適用条件 | 利用付帯 |
---|---|
死亡・後遺障害 | 最高1億円 |
傷害治療 | 最高300万円 |
疾病治療 | 最高300万円 |
携行品損害 | 最高50万円 |
救援者費用 | 最高400万円 |
賠償責任 | 最高4,000万円 |
家族特約 | 最高1,000万円 |
乗継遅延・出航遅延・欠航・搭乗不能費用 | 最高2万円 |
受託手荷物遅延費用 | 最高2万円 |
受託手荷物紛失費用 | 最高4万円 |
また、国内旅行傷害保険も付帯しますが、こちらの補償は最高5,000万円の死亡・後遺障害のみ。入院や通院、手術などは補償されません。
- 航空便遅延費用保険
空港ラウンジは同伴者1名も無料で利用可能
Marriott Bonvoyアメックスプレミアム会員は、国内主要空港と海外1か所(ダニエル・K・イノウエ国際空港)の空港ラウンジが無料で利用できます。
同伴者は1名まで無料で利用できるほか、家族カードも対象です。家族そろって空港ラウンジを利用しやすく、ゆったりと搭乗までの時間を過ごせるでしょう。
海外旅行時は手荷物無料宅配サービスが付帯
Marriott Bonvoyアメックスプレミアム会員は、海外旅行からの帰国時、手荷物無料宅配サービスを利用できます。
無料対象となる手荷物は、縦・横・高さの合計が160cm以内かつ30kg以内のスーツケースやゴルフバック1個まで。ボストンバックやダンボールなどは対象外です。
- 手荷物無料宅配サービス
こんな方におすすめ
ここまでのメリットを踏まえると、Marriott Bonvoyアメックスプレミアムは以下のような方におすすめです。
- Marriott Bonvoyゴールドエリートを利用したい方
- 年間150万円以上利用する方
- 高還元でマイルを貯めたい方
Marriott BonvoyアメックスプレミアムはSPGアメックスと変わらず、「高級ホテルをお得に利用したい方」や「旅行好きの方」であれば、チェックしておきたいクレジットカードです。
前提条件としては、無料宿泊特典の利用条件である「年間150万円利用」はマスト。
ANA・JALマイルにも最大1.25%還元として移行手数料不要、移行上限なしで移行できるので、ホテル特典に合わせて高還元でマイルを貯めたい方にもおすすめです。
デメリットは3つ
Marriott Bonvoyアメックスプレミアムには、以下のようなデメリットがあります。
中でも、年会費が上がったこと、無料宿泊特典に条件が付いたことは、SPGアメックス時代から利用していた方にとっては大きなネックとなるでしょう。
無料宿泊特典には年間150万円の利用が必要
SPGアメックスの目玉特典でもあった、カード更新時に無条件でもらえる無料宿泊特典。Marriott Bonvoyアメックスプレミアムでは残念ながら「年間150万円のカード利用」という条件が追加されました。
月平均12.5万円の利用が必要なので無料宿泊特典をもらうためのハードルが格段に上がりました。年会費49,500円(税込)を上回るメリットを得るには、ゴールドエリートの無条件付与だけでは厳しいでしょう。
どうしても継続特典の無条件付与が欲しくて、ヒルトン系のホテルでもいいということであれば、「ヒルトンオナーズアメックスプレミアム」を検討してみてください。
年会費は66,000円(税込)とさらにアップしますが、継続特典として無条件で「ウィークエンド無料宿泊特典」が1泊分プレゼントされます。
家族カードはエリート会員資格の対象外
家族カード1枚目の年会費無料は、SPGアメックスにはなかったので、Marriott Bonvoyアメックスプレミアムの魅力的な改定と言えるでしょう。
ただし、家族カードはゴールドエリートやプラチナエリートといった上級会員資格や無料宿泊特典は付与の対象外なので、本カードと同じようなホテルの特典利用はできません。
アメックス発行のカードでは、年会費が10万円を超すプラチナカード以外では、エリート会員資格は本カード会員のみが対象です。継続特典についても、家族カードが対象となるケースはまずありません。
年会費が高額
Marriott Bonvoyアメックスプレミアムの年会費は49,500円(税込)で、SPGアメックスよりも15,400円アップ。
家族カードを1枚発行するのであれば、総コストはSPGアメックス時代よりも安く抑えられますが、そうでないなら単純に高くなったと感じるでしょう。
やはり継続特典の年間150万円利用が達成できるかどうかが、Marriott Bonvoyアメックスプレミアムの申込・更新の基準になるでしょう。
こんな人には向かないかも…?
Marriott Bonvoyアメックスプレミアムは、年間150万円のカード利用が難しいのであればおすすめできません。保有コストの負担が大きく感じられてしまうでしょう。
その場合には、年会費23,100円(税込)の「Marriott Bonvoyアメックス」を検討しましょう。
無条件のエリート資格はシルバーエリートになりますが、年間100万円(月平均8.4万円)以上のカード利用があればゴールドエリートになります。
Marriott Bonvoyアメックスプレミアムの特徴
Marriott Bonvoyアメックスプレミアムは、2022年2月にSPGアメックスの後継として誕生したクレジットカードです。
入会すれば、それだけでMarriott Bonvoyのゴールドエリートステータスが自動付与。さらには年間400万円以上のカード利用で、プラチナエリートステータスにランクアップも可能です。
そのほかにも、年間150万円以上のカード利用で継続特典として毎年1泊分の無料宿泊特典プレゼント、ANA・JALマイルにも最大1.25%還元で移行可能など、豪華特典が盛りだくさん。
ワンランク上のリッチな旅行を堪能したいのなら、見逃せないクレジットカードです。
国際ブランド
Marriott Bonvoyアメックスプレミアムは、アメックス発行のカードであるため、国際ブランドはアメックスです。
アメックスブランドはVisaやMastercardに比べると、全世界シェア率は劣りますが、国内JCB加盟店でも支払いができるため、使い勝手が悪いということはありません。
ポイントの交換先・お得な使い道
Marriott Bonvoyポイントは、Marriott Bonvoy参加ホテルでの利用がメインですが、以下のように様々な利用方法があります。
- Marriott Bonvoy参加ホテルの無料宿泊
- Marriott Bonvoy参加ホテルにポイント+現金で宿泊
- 継続特典の無料宿泊特典にポイント追加
- マイルに移行
- イベント体験と交換
- 航空券・レンタカーの手配
特におすすめなのは、Marriott Bonvoy参加ホテル宿泊かマイル移行です。
無料宿泊に必要なポイント
Marriott Bonvoy参加ホテルの宿泊にポイントを使うのであれば、各ホテルの無料宿泊に必要なポイント数を押さえておきましょう。
1〜8のホテルカテゴリーに分類されていて、カテゴリーと利用時期によって無料宿泊に必要なポイント数が、以下のとおり異なります。
ホテル カテゴリー |
オフピーク | スタンダード | ピーク |
---|---|---|---|
1 | 5,000 ポイント |
7,500 ポイント |
10,000 ポイント |
2 | 10,000 ポイント |
12,500 ポイント |
15,000 ポイント |
3 | 15,000 ポイント |
17,500 ポイント |
20,000 ポイント |
4 | 20,000 ポイント |
25,000 ポイント |
30,000 ポイント |
5 | 30,000 ポイント |
35,000 ポイント |
40,000 ポイント |
6 | 40,000 ポイント |
50,000 ポイント |
60,000 ポイント |
7 | 50,000 ポイント |
60,000 ポイント |
70,000 ポイント |
8 | 70,000 ポイント |
85,000 ポイント |
100,000 ポイント |
Marriott Bonvoyアメックスプレミアムの継続特典である無料宿泊特典では50,000ポイントまでが対象。オフピークなら7、スタンダードなら6、ピークなら5までのカテゴリーのホテルが利用できます。
また、継続特典には保有ポイントを合算できるので、その場合は最大65,000ポイントまでのホテルが対象となり、スタンダードでも7、ピークでも6までのホテルが利用できます。
マイル移行なら最大1.25%還元
Marriott BonvoyポイントはANA・JALを含む40以上の航空会社マイルに移行できます。
また、60,000ポイントを一気に移行すると、25%のボーナスマイルがもらえるので、合計25,000マイル(1.25%還元)として移行できます。
Marriott Bonvoyポイント自体の有効期限は実質無期限であるほか、移行上限もないため、マイルを使用する直前に60,000ポイント単位で移行するのがよいでしょう。
60,000ポイントを獲得するには、通常利用だと200万円の利用が必要です。200万円の利用までにどれぐらいの期間がかかるかで、マイルに移行するか、無料宿泊に使うかを検討してみてください。
ユナイテッド航空のマイルなら最大1.375%還元
ユナイテッド航空のマイル「マイレージプラス」では、マイル移行で10%のボーナスマイルが発生するので、移行レート「3ポイント:1.1マイル」です。
60,000ポイントで移行すれば、1.375%還元と非常に高レートになるため、ユナイテッド航空を利用可能であれば、活用してみてください。
付帯サービス
Marriott Bonvoyアメックスプレミアムでは、充実した付帯サービスを利用することができます。
- ゴールドカード専用デスク
- オーバーシーズアシスト
- 充実したプロテクションが付帯
- 充実した空港サービス
- エクスプレス予約
ここでは、SPGアメックスの付帯サービスの内容を詳しく解説します。
航空券・ホテルの予約も可能なゴールドカード専用デスク
Marriott Bonvoyアメックスプレミアムでは、ゴールドカード専用の「ゴールドデスク」を利用することが可能です。
ゴールドデスクは一般のカードデスクとは分けられており、待ち時間も少なくオペレーターに繋がりますのでストレスなく問い合わせ・手続きをすることが可能です。
アメックスのゴールドデスクは対応も丁寧で、カードの細かな疑問にも的確に答えてもらうことができますよ!
ゴールドカード専用デスクでは、「H.I.S. アメリカン・エキスプレス®・トラベル・デスク」で、電話一本で国内外の航空券・ホテルを手配することができます。
デスクでの航空券・ホテルの予約には手数料が必要ですが、電話一本で面倒な手配を依頼することができるのは大きいですね!
オーバーシーズアシストで海外からも日本語で24時間電話サポート
Marriott Bonvoyアメックスプレミアムでは、海外旅行の際に24時間対応で日本語スタッフのサポートをうけられるオーバーシーズアシストを利用できます。
オーバーシーズアシストでは、レストランの予約から医療機関の紹介・緊急時の支援を、日本語スタッフが電話サポートしてくれますよ。
通常の海外アシスタンスサービスでは病院の紹介までとなっていますが、オーバーシーズアシストでは必要に応じて救急車の手配までを対応してくれます。
慣れない海外での急病やケガの際には、それだけで不安になってしまいますが、心強いサポートを受けることができるのは旅行の安心につながりますね。
充実したプロテクションで安心
Marriott Bonvoyアメックスプレミアムでは、充実したプロテクションサービスを利用することができます。
- リターンプロテクション
- 不正プロテクション
- オンラインプロテクション
リターンプロテクションは、商品を購入した店舗が返品に応じてくれない場合、アメックスが代わって返品・返金をしてくれるサービスです。
ほかのカードには無い返品補償のサービスを利用することができることで、返品の難しい海外のお買い物でも自由度が高くなります。
また、不正プロテクション・オンラインプロテクションも付帯しており、インターネット上でのカードの利用の際にも安心して利用することが可能です。
- アメックスのプロテクションサービス
充実した空港サービスで空港でもお得に
Marriott Bonvoyアメックスプレミアムでは、手荷物無料宅配サービスや空港ラウンジだけではなく、充実した空港サービスを利用することが可能です。
- 空港パーキング優待
- 無料ポーターサービス
- 空港クロークサービス
エクスプレス予約で新幹線もお得
Marriott Bonvoyアメックスプレミアムでは、東海道・山陽新幹線のオンライン予約サービス「エクスプレス予約」を利用することができます。
エクスプレス予約では、24時間365日、東海道・山陽新幹線のチケットをお得な会員料金でオンライン予約することができます。
また、早めの予約で会員料金からさらに割引になる、早得商品も購入することができますので、新幹線での旅行もお得に利用することができますね!
エクスプレス予約はビジネス向けサービスというイメージもありますが、プライベートでの旅行でもお得に活用することができますよ。
年間150万円利用するなら、Marriott Bonvoyアメックスプレミアムのメリットは大きい!
Marriott Bonvoyアメックスプレミアムは、以下のような特徴のある旅行好き向けのクレジットカードです。
- 無条件でMarriott Bonvoyゴールドエリート付与
- 年間400万円利用でMarriott Bonvoyプラチナエリート付与
- 年間150万円利用で継続特典として無料宿泊特典を付与
- マイル還元率は最大1.25%で移行手数料不要・移行上限なし
- 家族カードが1枚無料
年会費49,500円(税込)で、これらの条件に問題がないようであればメリットは大きいので、Marriott Bonvoyアメックスプレミアムを申し込みましょう。
継続特典の無料宿泊特典が目的であれば、年会費49,500円+年間150万円利用達成がマストです。厳しい方には、Marriott Bonvoyアメックスがおすすめです。