JCBプラチナと三井住友プラチナカード比較!迷ったらどっち?
※このコラムは最終更新日から7年以上が経過しています。掲載されている情報が最新ではない場合があります。
国内クレジットカードブランドで唯一国際ブランドを持つ、JCBの新しいラインナップとして登場した「JCBプラチナ」。
Visaの国内プロパーカードとも言える、三井住友カードのプラチナカード「三井住友カード プラチナ」のライバルとなるカードになるのは間違いありませんね。
JCBプラチナと三井住友カード プラチナともに、プラチナカードならではの最上級の付帯保険や豊富なベネフィットが魅力となっています。
しかし、実際に利用する際には、どちらのプラチナカードを選択した方が良いのか悩んでしまうと言う方も多いでしょう。
今回は、JCBプラチナと三井住友カード プラチナを多角度から比較して、どちらのカードがお得になるカードなのかを検証していきましょう。
目次
JCBプラチナってどんなカード?
国産唯一の国際ブランドであるJCBのプロパーカードとして、新たに会員の募集が開始したばかりのJCBプラチナ。
これまでJCBのゴールドカード以上のカードでは、インビテーションが必要となっており、JCBからの招待がなければ申込みをすることができませんでした。
JCBプラチナは、申込みで取得可能な最上位のカードとして追加されており、JCBザ・クラスに次ぐ上位のカードとして位置づけされるカードとなっています。
JCBプラチナの年会費は27,500円(税込)となっており、格安年会費で保有することができるプラチナカードであることも魅力となっています。
また、コンシェルジェサービス・プライオリティパス・コース料理無料などのベネフィットも充実しており、コストパフォーマンス最強のプラチナカードとして利用することができます。
三井住友カード プラチナってどんなカード?
日本国内のVisaのプロパーカードとも言える、三井住友カードのプラチナカードとなっているのが三井住友カード プラチナです。
三井住友カード プラチナでは、プラチナカードに相応しい最上級の付帯保険と、充実したベネフィットを利用することができます。
エンターテイメントの特典に強い三井住友カード独自の特典として、宝塚歌劇などの貸切公演も開催しており、通常予約困難な人気のコンサートなどのチケットを取得することができます。
また、三井住友カード プラチナでは、年間の利用金額に応じてギフト券のプレゼントや、ポイント還元率アップの特典をうけることができます。
利用金額によっては、年間で最大60,000円分の三井住友VJAギフトカードがプレゼントされますので、年会費以上の還元をうけることも可能となっているのですね。
JCBプラチナと三井住友カード プラチナを徹底比較
JCBとVisaと言えば、国際ブランドとしても頻繁に比較の対象となっています。
JCBのプラチナカード・JCBプラチナと、Visaのプラチナカード・三井住友カード プラチナは、まさにライバル関係にあると言っても良いでしょう。
ここでは、JCBプラチナと三井住友カード プラチナを、基本情報から徹底的に比較していきましょう。
基本情報で比較
JCBプラチナ | 三井住友カード プラチナ | |
---|---|---|
年会費 | 27,500円(税込) | 55,000円(税込) |
家族会員 | 無料 | 無料 |
ETC | 無料 | 無料 |
申込資格 | 25歳以上で 安定収入のある方 |
30歳以上で 安定収入のある方 |
国際ブランド | JCB | Visa、Mastercard@ |
還元率 | 0.5% | 0.5〜2.5% |
JCBプラチナと三井住友カード プラチナを基本情報で比較すると、まず気になってくるのが年会費の違いとなっています。
JCBプラチナと三井住友カード プラチナの年会費は、倍の違いがあり、コストのみで比較するとJCBプラチナの方が圧倒的に有利となっています。
また、申込み資格もJCBプラチナの方が25歳以上と門戸を広くしており、20代の若者の方でもプラチナカードを利用することが可能となっています。
ポイント還元率で比較
カードを選択する基準のひとつとして、ポイント還元率で比較をすることは重要となっています。
JCBプラチナと三井住友カード プラチナでは、ともに通常還元率0.5%でポイントを貯めることが可能となっています。
また、双方のカードでは、年間の利用金額に応じて翌年度のポイント還元率がアップする、ポイントアッププログラムを利用することができます。
年間利用金額(最高) | 翌年還元率(最高) | |
---|---|---|
JCBプラチナ | 300万円以上 | 0.85% |
三井住友カード プラチナ | 300万円以上 | 0.80% |
このように、年間300万円を利用した場合の、翌年の最高還元率ではJCBプラチナの方が若干有利になっています。
また、JCBプラチナでは「JCBORIGINALシリーズパートナー店」でポイントアップの特典をうけることができます。
セブン-イレブンでポイント3倍・スターバックスでポイント5倍など、身近な店舗でお得に利用することができるのですね。
ポイントの有効期限でもJCBプラチナは5年間・三井住友カード プラチナは4年間となっており、ポイント還元率ではJCBプラチナの方が有利であると言えるでしょう。
ポイントの使い勝手で比較
クレジットカードのポイントプログラムでは、貯めやすさももちろんですが、ポイントの使い勝手も大きな比較材料になってきます。
JCBプラチナの「OkiDokiポイント」では1ポイント=5円相当、三井住友カード プラチナの「Vポイント」では1ポイント=1円相当で多様な交換先に利用することができます。
ここでは、両者のカードのポイントの使い勝手を比較してみましょう。
JCBプラチナ | 三井住友カード プラチナ | |||
---|---|---|---|---|
必要ポイント | 交換先 | 必要ポイント | 交換先 | |
VJAギフトカード | – | – | 5,000ポイント | 5,000円分 |
JCBギフトカード | 1,050ポイント | 5,000円分 | – | – |
iDキャッシュバック | – | – | 1,000ポイント | 1,000円分 |
キャッシュバック | 500ポイント 1,000ポイント |
1,500円分 4,500円分 |
1,000ポイント | 600円分 |
楽天ポイント | 200ポイント | 800ポイント | 500ポイント | 500ポイント |
au WALLET ポイント |
200ポイント | 800ポイント | 500ポイント | 500ポイント |
ビックポイント | 200ポイント | 1,000ポイント | 500ポイント | 500ポイント |
nanacoポイント | 200ポイント | 1,000ポイント | 500ポイント | 400ポイント |
ANAマイル | 500ポイント | 1,500マイル | 500ポイント | 300マイル |
JALマイル | 500ポイント | 1,500マイル | – | – |
このように、OkiDokiポイント、Vポイントともに多様な交換先にポイントを交換して利用することが可能となっています。
共通ポイントへの交換の際には、三井住友カード プラチナの方が交換率は若干有利になっていますが、JCBプラチナではANAマイルに加えてJALマイルにも交換することが可能です。
また、ディズニーとのパートナー関係を結んでいるJCBプラチナでは、1,300ポイントで7,400円相当のディズニーパークチケットを交換することができます。
ディズニー好きの方にとっては、JCBプラチナの利用で貯めたポイントでお得にディズニーに行くことができるのは、大きなメリットとなりますよね。
JCBプラチナと三井住友カード プラチナの海外旅行傷害保険を比較
ハイステータスカードの機能を比べる場合、海外旅行傷害保険の内容も重要な比較項目となります。
JCBプラチナ/三井住友カード プラチナともに、プラチナカードに相応しい、手厚い内容の海外旅行傷害保険を自動付帯で利用することができます。
ここでは、JCBプラチナと三井住友カード プラチナの海外旅行傷害保険の内容を比較してみましょう。
JCBプラチナ | 三井住友カード プラチナ | |
---|---|---|
死亡・後遺障害 | 最高1億円 | 最高1億円 |
傷害治療 | 最高1,000万円 | 最高500万円 |
疾病治療 | 最高1,000万円 | 最高500万円 |
携行品損害 | 最高100万円 | 最高100万円 |
救援者費用 | 最高1,000万円 | 最高1,000万円 |
賠償責任 | 最高1億円 | 最高1億円 |
家族特約 | 最高1,000万円 | 最高1,000万円 |
乗継遅延費用 | 2万円 | 2万円 |
出航遅延・欠航・搭乗不能 | 2万円 | 2万円 |
手荷物遅延費用 | 2万円 | 2万円 |
手荷物紛失費用 | 4万円 | 4万円 |
このように、海外旅行傷害保険の内容では、JCBプラチナの方が手厚い補償が用意されています。
実際の海外旅行の際に利用頻度の高くなる傷害・疾病治療の補償金額が倍の違いがあり、JCBプラチナではより安心して利用することが可能となっています。
ただし、高額な海外の医療費でも500万円を超えることはレアなケースとなっていますので、三井住友カード プラチナでも充分以上の補償内容となっているのですね。
JCBプラチナと三井住友カード プラチナの特典を比較
ハイステータスのプラチナカードを比較する際には、最も重要な判断基準となってくるのが付帯サービスなどのベネフィットです。
JCBプラチナと三井住友カード プラチナでは、それぞれがプラチナカードに相応しい特典を用意しています。
両者のカードに共通した特典として、
24時間365日対応のコンシェルジェサービス
コース料理1名分無料サービス
を利用することができます。
両者のカードでそれぞれサービスの名称は違いますが、ホテル・航空券・レストランの手配で個人秘書感覚で利用できる「コンシェルジェサービス」、そして、2名以上のコース料理の利用で1名分が無料になる特典は、プラチナカードに求めたい基本の特典であるとも言えるでしょう。
また、JCBプラチナでは世界1,000か所以上の空港ラウンジを利用することができる「プライオリティパス・プレステージ会員」が自動で付帯します。
三井住友カード プラチナでは、年に1回の「メンバーズセレクション」の特典で、
プライオリティパス
名医によるセカンドオピニオン
食の逸品プレゼント
のいずれかの特典を選択して利用することができます。
JCBプラチナでは、24時間対応で専門の医師に相談できる「ドクターダイレクト24」も利用することができますので、基本の付帯特典ではJCBプラチナが有利と言えるかも知れませんね。
JCBプラチナの独自の特典
JCBプラチナでは、上記の特典の他にも独自で利用することができる特典が用意されています。
ダイニング30
ユニバーサルスタジオジャパンのJCBラウンジ
が、JCBプラチナの独自の特典となっています。
元々JCBザ・クラス独自の特典であった「ダイニング30」では、対象となるレストランでの飲食代金が30%オフになる特典があります。
利用する人数や注文した料理によっては、コース料理1名分が無料になるグルメベネフィットよりもお得になるケースがあるのですね。
また、JCBプラチナでは、ユニバーサルスタジオジャパン内に設置されたJCBラウンジを無料で利用することができます。
ユニバーサルスタジオジャパンでのレジャー中に、ゆっくりと休憩することができるのは嬉しい特典となりますよね。
三井住友プラチナの独自の特典
三井住友カード プラチナでは、独自の特典としてホテル・旅館での宿泊をお得に利用できる「プラチナホテルズ」の特典を利用することができます。
プラチナホテルズでは、日本国内の厳選された旅館・ホテルでの宿泊を、お得な優待料金で利用することができるサービスとなっています。
スイートルームプランでは、最大で50%オフのお得なプランも用意されており、ホテルにこだわりたい方にも最適のサービスとなっているのですね。
また、エンターテイメントに強い三井住友カードでは、
ユニバーサルスタジオジャパンの特典
宝塚歌劇の貸切公演
などのエンターテイメント関連のベネフィットをうけることができます。
三井住友カードはユニバーサルスタジオジャパンのオフィシャルカードになっており、ワンデイパスの優待割引などの特典を利用することができます。
また、三井住友カード プラチナでは、ユニバーサルスタジオジャパンの「ユニバーサル・エクスプレス・パス」を1日1枚もらうことができます。
ユニバーサル・エクスプレス・パスでは、混雑したアトラクションでも待ち時間を短縮することができますので、ストレス無くアトラクションを利用することができます。
ユニバーサル・エクスプレス・パスは、本会員に加え、同伴者最大4名分までもらうことができますので、友人グループと遊びに行った場合でも便利に利用できます。
また、ユニバーサルスタジオジャパンでは、チケットが入手困難なことで知られる宝塚歌劇の貸切公演を開催しています。
プラチナ会員専用の貸切公演となっていますので、通常の公演よりもチケットを入手しやすくなっているのですね。
このように、エンターテイメントに特化した特典が豊富に用意されているのも、三井住友カード プラチナの大きな魅力となっているのですね。
結局どっちのカードがお得?
今回は、JCBプラチナと三井住友カード プラチナと言う、日本を代表する2枚のプラチナカードを比較してきました。
ともに、プラチナカードの名に恥じることのない、上質な機能・サービスが用意されたカードとなっており、甲乙つけがたいカードであると言えます。
ここでは、まとめとして、JCBプラチナと三井住友カード プラチナで、迷ったらどちらのカードを選択すべきかをまとめておきましょう。
コストパフォーマンスにこだわりたい方はJCBプラチナ
JCBプラチナの圧倒的なアベレージとなる点は、年会費27,500円(税込)という低コストで利用することができる点でしょう。
格安プラチナの部類の入る、低コストの年会費でありながらコンシェルジュサービスやコース料理1名分無料のサービスなど、プラチナカードに求めたい特典は網羅されています。
通常年会費429米$が必要なプライオリティパス・プレステージ会員も無料で取得可能となっており、コストパフォーマンス最強のプラチナカードとなっています。
ダイニング30の特典では、提携レストランでの食事が30%オフになる特典がありますので、ダイニング優待だけで年会費のもとを取ることも可能です。
また、セブン-イレブンでポイント3倍・スターバックスでポイント5倍などのポイント還元にも優れており、お得にポイントを貯めることができるカードでもあります。
コストパフォーマンスに優れたプラチナカードを利用したい方は、迷わずJCBプラチナを選択すべきでしょう。
エンターテイメントの特典にこだわりたい方は三井住友カード プラチナ
三井住友カード プラチナでは、年会費55,000円(税込)と、JCBプラチナに比べて倍のコストが必要となっています。
エンターテイメントに強い三井住友カード プラチナでは、ユニバーサルスタジオジャパンの特典・宝塚歌劇の貸切公演などのエンターテイメント関連の特典が豊富に用意されています。
また、プラチナホテルズでは厳選されたホテル・旅館の割引や優待特典をうけることが可能となっており、プラチナカードのユーザーに相応しい特典が用意されているのですね。
他にも、ゴルフコースの予約サービスなども用意されており、プライベートを充実させたい方には最適のプラチナカードとなっているのですね。
コストパではJCBプラチナ・プライベートを充実させたいなら三井住友プラチナ
今回は、国産唯一の国際ブランド・JCBのプラチナカード「JCBプラチナ」と、ライバルとなる「三井住友カード プラチナ」を徹底的に比較してきました。
年会費に倍の開きがある両者のカードでは、コストパフォーマンスで比べるとJCBプラチナに圧倒的なアドバンテージがあります。
JCBプラチナでは、プライオリティパスも自動で付帯するなど、基本の特典では三井住友カード プラチナよりも優れていると言って良いでしょう。
ただし、三井住友カード プラチナでは、独自のエンターテイメントに特化した特典が豊富に用意されています。
カードに求めるライフスタイルによって、どちらのプラチナカードがお得になるかが変わってくると言えるかも知れませんね。