モバイル決済サービス使ってる?スマホ1台でお買い物・ポイントもお任せ
※このコラムは最終更新日から4年以上が経過しています。掲載されている情報が最新ではない場合があります。
キャッシュレスデビューしようと思って、スマホで使えるモバイル決済サービスを比べている方も多いのではないでしょうか。
近年、「〇〇ペイ」と呼ばれるモバイル決済サービスは乱立しており、どのサービスを選べばいいのか分からないという方も多いでしょう。
しかし、自分が良く利用している店舗や求める機能で比較すれば、おのずと使うべきモバイル決済サービスが見えてきますよ。
この記事では、
- 主要なモバイル決済サービスってどれ?
- モバイル決済サービスを比較するポイント
- モバイル決済サービスと併用すべきクレジットカード
このような点を詳しく解説します。
最後まで読めば、自分に合ったモバイル決済サービスを見つけることができますよ!
目次
主要なモバイル決済サービス一覧
近年では、スマホ1台でお買い物できるモバイル(スマホ)決済サービスが多くリリースされています。
その中でも、主要なモバイル決済サービスと言えるのは、次に挙げる7つのサービスでしょう。
- Apple Pay
- Google Pay
- PayPay
- LINE Pay
- 楽天Pay
- d払い
- Origami Pay
これからモバイル決済サービスをはじめようと思っている方は、ご紹介する7つのサービスを比較して選択すれば間違いありません。
ここでは、各サービスの特色や特徴を解説します。
Apple Pay
モバイル決済サービスの中でも、主流のサービスと言って良いのが「Apple Pay」です。
これまで、おサイフケータイでしかできなかった「スマホでのお買い物」を、iPhoneで可能にしたサービスがApple Pay。
スマホをタッチするだけで決済できる手軽でオシャレなApple Payは、モバイル決済サービスが普及するきっかけを作ったサービスと言っても良いでしょう。
Apple Payには複数のクレジットカードを登録することが可能となっており、スマホを財布代わりに利用することができます。
また、Apple PayにはSuicaも登録できますので、電車の改札でiPhoneをタッチするだけでスマートに通勤・通学することも可能です!
Google Pay
iPhoneのApple Payに対し、Androidユーザーが利用できるモバイル決済サービスが「Google Pay」です。
Google Payは、おサイフケータイに対応したスマホで利用できるモバイル決済サービスとなっており、
- Suica
- 楽天Edy
- nanaco
- WAON
などの電子マネーや、QUICPayを搭載したクレジットカードを支払い用カードとして登録して決済することができます。
また、Google Payでは、Tポイントやdポイントなどのポイントカードも登録できますので、財布でかさばりがちなポイントカードをスマホにまとめることができますよ!
Google Payでは、新たにVisaのタッチ決済にも対応をスタートし、一部のスマホではおサイフケータイ非対応の機種でもサービスを利用可能です。
PayPay
近年で、もっとも注目を集めたモバイル決済サービスが「PayPay」です。
PayPayでは、チャージした残高、または登録したクレジットカードで支払いをすることができます。
画面に表示されたバーコード・QRコードをスキャンするだけで支払いできますので、スマホの機種を問わずに利用できる点も嬉しいですね。
また、PayPayの大きな特徴となっているのが、話題を集めた「100億円あげちゃうキャンペーン」をはじめとした大盤振る舞いのキャッシュバック還元です。
PayPay残高での支払いなら、いつでも利用金額の1.5%のPayPay残高が戻りますので、おトクにお買い物をすることができますね!
LINE Pay
普段利用しているLINEで、気軽に利用をスタートできるモバイル決済サービスが「LINE Pay」です。
LINE Payは、LINEのアプリから簡単に利用開始することができます。
LINE Payでは、利用状況に応じた「マイカラープログラム」で、利用金額の最大2.0%がLINEポイントとして還元されます。
ホワイト | 0% |
---|---|
レッド | 0.5% |
ブルー | 1.0% |
グリーン | 2.0% |
このように、最大2.0%の高還元率でポイントを貯められますので、もっともポイントを貯めやすいモバイル決済サービスのひとつと言って良いでしょう。
楽天Pay
楽天ポイントを貯めている方に便利なモバイル決済サービスが「楽天ペイ」です。
楽天ペイでは、アプリに登録したクレジットカードで簡単に支払いができるモバイル決済サービスです。
また、楽天ペイでは、楽天ポイントで支払いをすることができますので、楽天のサービス利用で貯まったポイントでお買い物をすることができます。
楽天ポイントカードの加盟店よりも幅広い店舗で楽天ペイを利用できますので、コンビニをはじめとした身近な店舗で楽天ポイントを使えますよ!
通常ポイントだけではなく、キャンペーン等で付与される期間限定ポイントも利用できますので、期間限定ポイントの消化先としても優秀です。
d払い
ドコモユーザーの方におすすめのモバイル決済サービスが「d払い」です。
d払いでは、登録したクレジットカードでの決済のほか、ドコモケータイ料金と合算して支払いをすることができます。
さらに、d払いでは「dポイントスーパー還元プログラム」で、条件を満たすといつでもdポイントが+7%になる特典があります。
- dポイントクラブがプラチナステージ:+1%
- dカードでのドコモ利用代金の支払い:+1%
- dマーケット等の月額課金サービスの利用:+2%
- いちおしパックの利用:+1%
- DAZN for dokomoの契約:+1%
- Disney DELUXEの契約:+1%
このように、ドコモの各種サービスの利用状況に応じて、最大+7%のdポイントを貯めることができます。
dポイントは、ローソンやマクドナルドをはじめ、さまざまな店舗で利用できるほか、d払いでポイント払いをすることもできますよ!
Origami Pay
比較的小規模の飲食店などでモバイル決済サービスを利用したい方には「Origami pay」がおすすめです。
Origami payでは、スマホに表示されたコードをスキャンすることで、登録したクレジットカードで支払いをすることが可能です。
Origami payの特徴として、個人経営の飲食店など、比較的小規模な店舗やサービスが加盟していることが挙げられます。
また、Origami pay限定の割引サービスなどを開催している店舗もありますので、インストールしておきたいサービスですね!
タッチ決済を最速で支払いたい方はApple Pay/Google Pay
支払時に、よりスムーズに決済したい方にはApple Pay/Google Payがおすすめです。
モバイル決済サービスは、大きく分けて2つの支払方法の違いで分類することができます。
タッチ決済 | コード決済 |
---|---|
Apple Pay Google Pay |
PayPay LINE Pay 楽天ペイ d払い Origami pay |
タッチ決済に対応したApple Pay/Google Payでは、アプリを起動してスマホをレジ端末にタッチするだけで決済が完了します。
電子マネー感覚でタッチ決済できますので、毎日のお買い物をよりスマートにすることができますね。
対して、コード決済が採用されたモバイル決済サービスでは、
- アプリに表示されたQRコード/バーコードをレジでスキャン
- 店舗に表示されたQRコードを読み取り金額を入力
の、いずれかの方法で決済をする必要がありますので、タッチ決済での支払いよりは1ステップ手間が必要です。
とはいえ、現金払いよりもずっとスムーズに支払いをすることができますので、極端に支払方法の違いにこだわる必要はないでしょう。
コード決済ならスマホの機種を問わずに利用可能
コード決済では、機種を問わずにほぼすべてのスマホで利用できる点がメリットです。
タッチ決済の場合、スマホが「近距離無線通信規格(NFCなど)」に対応している必要があり、
- Apple Pay:iPhone7以降のiPhone等
- Google Pay:おサイフケータイ対応のスマートフォン
と、サービスを利用できるスマートフォンが限定されてしまいます。
対して、コード決済のモバイル決済サービスでは、よほど古い機種のスマホでない限り、スマホを問わずに利用することが可能です。
iPhoneやおサイフケータイ対応のスマホ以外の方は、コード決済のモバイル決済サービスから選択するようにしましょう。
キャッシュレスでポイント爆獲り!ポイント還元率で比較
モバイル決済サービスでは、独自のポイントサービスを提供しているサービスも多くなっています。
モバイル決済サービスでは、登録したクレジットカードで支払いをした場合、クレジットカードの利用ポイントを獲得することができます。
さらに、独自のポイントが貯まれば、ポイントをいつでも2重取りすることができますね!
ここでは、モバイル決済サービスのポイント還元率を比較します。
ポイント | 還元率 | |
---|---|---|
Apple Pay | なし | – |
Google Pay | なし | – |
PayPay | PayPayボーナス | 最大1.5% |
LINE Pay | LINEポイント | 最大2.0% |
楽天ペイ | 楽天ポイント | 0.5% |
d払い | dポイント | 最大7% |
Origami pay | キャッシュバック | 最大3% |
このように、タッチ決済のApple Pay/Google Payでは、独自のポイントプログラムは用意されていません。
ポイント還元率だけを見ると、d払いやOrigami payが有利ですが、d払いはドコモのサービス利用が条件となっており、Origami payは金融口座からの引落しが条件です。
ですので、ポイントの貯めやすさで比較した場合、
- 残高・ヤフーカードでの支払いで還元率1.5%のPayPay
- 利用状況に応じて最大2.0%のLINE Pay
の、2サービスがポイントを貯めやすいモバイル決済サービスと言えるでしょう。
ただし、貯めているポイントや利用するカードによってもお得なモバイル決済サービスとの組み合わせは変わります。
どのポイントを貯めたいかも考えたうえで、自分に合ったモバイル決済サービスを選びましょう!
モバイル決済サービスもキャッシュレス還元事業の対象
モバイル決済サービスも、消費税増税に伴って施行された「キャッシュレス・消費者還元制度」の対象となります。
キャッシュレス・消費者還元制度では、2019年10月1日〜2020年6月30日まで、対象となる支払方法・店舗での利用で最大5%が還元されます。
- 中小企業・小規模事業者:5%
- コンビニ等フランチャイズチェーン:2%
利用頻度の高いコンビニも還元の対象となりますので、毎日のお買い物でおトクにモバイル決済サービスを利用できますね!
コード決済の、
- PayPay
- LINE Pay
- 楽天ペイ
- d払い
- Origami pay
は、すべてキャッシュレス・消費者還元制度対象の支払い方法となります。
また、Apple Pay/Google Payは、支払いに利用するクレジットカードなどの対応状況に準拠しますが、ほぼすべてのクレジットカードはキャッシュレス・消費者還元制度の対象となっています。
ですので、モバイル決済サービスでは、キャッシュレス・消費者還元制度の恩恵をうけられると言って良いでしょう。
- キャッシュレスでお得なクレカ
モバイル決済サービスはキャンペーンも豊富!お得にキャッシュレスデビュー
モバイル決済サービスでは、PayPayの100億円キャンペーンに代表されるような、激アツのキャンペーンも大きな魅力となっています。
ここでは、現在(2019年12月現在)開催中の、モバイル決済サービスのキャンペーン情報をまとめます。
- Google Pay:SuicaでJRに乗ってJREポイント2%還元
- PayPay:まちかどPayPayで最大1,000円戻ってくる
- LINE Pay:年末感謝クーポン祭
- 楽天ペイ:対象ショップ限定でポイント3倍
- d払い:コンビニ限定10%還元キャンペーン
- Origami pay:最大1,500円分のクーポンプレゼント
さらに、Apple Payではクレジットカードごとに定期的なキャンペーンが開催されています。
キャンペーンを活用して、おトクにキャッシュレスデビューしちゃいましょう!
モバイル決済サービスでポイント2重取り!おすすめクレジットカード6選
モバイル決済サービスでは、登録したクレジットカードの利用ポイントとサービス独自のポイントを2重取りすることができます。
また、各サービスでは、相性の良いクレジットカードもありますので、モバイル決済サービスをお得に利用するためにはカード選びが重要です。
ここでは、モバイル決済サービスでおすすめのクレジットカード6枚をご紹介します。
リクルートカード
- いつでも還元率1.2%でポイントが貯まる
- ポイントはPontaポイントに等価交換可能
- 電子マネーチャージも月間3万円まで高還元率
モバイル決済サービスの登録用クレジットカードとして、高還元率のクレジットカードを探している方には「リクルートカード」がおすすめです。
リクルートカードでは、年会費無料クレジットカード最高水準の1.2%の高還元率でポイントを貯められますので、モバイル決済サービスの利用でガンガンポイントが貯まります。
貯まったポイントは、人気の共通ポイントPontaポイントに等価交換できますので、ローソンをはじめとしたPonta加盟店で現金同様にポイントを利用できますよ!
また、リクルートカードでは、月間3万円までは電子マネーチャージでも1.2%の高還元率でポイントを貯められます。
Visa/Mastercardでは、nanacoや楽天Edyもポイント付与の対象となっていますので、Google Payで電子マネーを利用する方にも最適ですね!
- リクルートカードの審査基準
リーダーズカード
年会費 | 初年度 | 無料 |
---|---|---|
2年目〜 | 2,750円(税込)※年間30万円以上の利用で翌年度無料 | |
家族カード | 初年度 | 無料 |
2年目〜 | 440円(税込) | |
ETCカード年会費 | 無料 | |
国際ブランド | Mastercard® | |
還元率 | 1.25〜1.75% | |
申込資格 | 高校生を除く18歳以上の方 |
現在、受付停止中です
- 還元率1.25%でキャッシュバックが可能
- 年間利用金額に応じて年会費無料
- ネット通販でもお得にポイントアップ
モバイル決済サービスの利用で、高還元・キャッシュバックのクレジットカードを探している方には「リーダーズカード」がおすすめです。
リーダーズカードでは、いつでも還元率1.25%でポイントを貯められますので、モバイル決済サービスの登録用カードとしては優秀です。
ポイントはジャックスカードのキャッシュバック「Jデポ」に交換できますので、カードの利用分を直接値引きして欲しい方にもおすすめできますね!
リーダーズカードは初年度年会費無料、2年目以降も年間30万円の利用があれば年会費無料になる特典がありますので、コストをかけずにカードを維持することができますよ。
また、JACCSモール経由のネット通販では、いつでも1.75%以上の還元率でポイントを貯められますので、ネット通販用のカードとしても最適です。
- ジャックスカードのキャッシュバック
オリコカードザポイント
現在、受付停止中です
- 入会後6か月間はポイント還元率が2倍
- ポイントは使い勝手抜群
- ネット通販でもお得にポイントアップ
モバイル決済サービスを、お得に利用開始したい方には「オリコカードザポイント」がおすすめです。
オリコカードザポイントでは、入会後6か月間はポイント還元率が2倍になる特典があり、半年間2.0%のお得な還元率でモバイル決済サービスを利用できます。
ポイントは、Tポイントをはじめとしたさまざまな交換先にリアルタイムで交換することができますので、現金同様に使い勝手の良いポイントと言って良いでしょう。
また、オリコカードザポイントでは、オリコモール経由でのネット通販で、Amazonや楽天市場・Yahoo!ショッピングなどでポイントをお得に貯められます。
オリコカードザポイントは年会費永年無料で利用できますので、モバイル決済サービス用のカードとして持っておいても負担はありませんね!
- オリコカードの入会キャンペーン
楽天カード
- 楽天ペイと相性抜群
- 楽天市場でいつでもポイント3倍
- 楽天Edy搭載でGoogle Pay利用にもおすすめ
楽天ペイを利用したい方におすすめのクレジットカードが「楽天カード」です。
楽天カードの利用では、いつでも還元率1.0%で楽天ポイントを貯められますので、楽天ペイの利用で合計1.5%の楽天ポイントを獲得可能です。
また、楽天カードでは、楽天市場でいつでもポイント3倍になる特典があり、楽天ポイントの期間限定ポイントを効率的に貯められます。
楽天ペイでは、期間限定ポイントで支払いをすることができますので、楽天市場でお得に貯めた期間限定ポイントの使い道としてもおすすめです。
また、楽天カードでは楽天Edyを一体型で発行することもできますので、Google Payの登録用カードとしてもおすすめです。
- 楽天カードの審査基準
dカード
4.6
年会費 | 無料 | |
---|---|---|
家族カード | 無料 | |
ETCカード年会費 | 初年度無料 2年目以降550円(税込) ※年1回以上の利用で次年度無料 | |
国際ブランド | Visa、Mastercard® | |
還元率 | 1.0% | |
申込資格 | 高校生を除く18歳以上の方 |
- d払いとの相性はバツグン
- dカード特約店でポイントアップ
- ローソンで最大5%分がお得
d払いの支払い用のクレジットカードには、やはりドコモの発行する「dカード」が最適です。
dカードの利用では、還元率1.0%でdポイントを貯められますので、d払いの支払用カードとして利用することでdポイントを2重取りできます。
また、dカードでドコモケータイ料金を支払いすれば、「dポイントスーパーポイント還元プログラム」の対象になりますので、d払いでのポイント還元率がアップしますよ!
dカードでは、ローソンでいつでも3%オフでお買い物できるほか、dカード特約店ではポイントアップしますので、合計でいつでも5%分お得にローソンでお買い物が可能です。
dカードは、2019年10月から年会費永久無料に改善されましたので、d払い用のカードとしても負担なく持つことができますね!
- dカードの入会キャンペーン
モバイル決済サービスで今すぐキャッシュレスデビュー!複数サービスを使い分けよう
最短1分で登録可能なモバイル決済サービスなら、今すぐキャッシュレス決済デビューすることができます。
- 使い勝手で選ぶならApple Pay/Google Pay
- ポイントで選ぶならコード決済
- 複数サービスの使い分けが賢い
使い勝手の良さで比較すれば、スマホをタッチするだけでスムーズに決済できるApple Pay/Google Payがおすすめです。
ただし、PayPayやLINE Payをはじめとしたコード決済では、お得なポイントプログラムが用意されているので迷ってしまいますね!
モバイル決済サービスをお得に使うには、1つのサービスと決めてしまわずに、複数のサービスを使い分けるのが上級者への道です。
モバイル決済サービスでは、それぞれ相性の良いクレジットカードがありますので、モバイル決済サービスとクレジットカードはセットで押さえておきましょう。