クレジットカードの有効期限とは?更新のルール・期限切れリスクなど解説

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「クレジットカードの有効期限が切れそうなんだけどどうしたらいい?」

「有効期限が切れたらクレジットカードをもう使えないの?」

 

日常的に意識をすることは少ないですが、クレジットカードには有効期限があり、有効期限の期間内しか利用することができません。

 

有効期限を迎えるにあたってすべきことや、更新のルールなどが良くわからないという方も少なくないのではないでしょうか。

 

クレジットカードの有効期限が切れてしまうと、カードが利用できなくなってしまうだけではなく、クレカ払いの公共料金の支払いなどもストップしてしまいます。

 

今回は、カードを利用するうえでは知っておかなければならない、クレジットカードの有効期限について解説します。

 

クレジットカードには有効期限がある!突然カードが使えなくなっちゃう?

クレジットカードには、カードごとに有効期限が設定されており、有効期限の期間内しかカードを利用することができません。

 

クレジットカードの有効期限は全てのカードに設定され、カード番号の下に記載されていることが多くなっています。

 

 

有効期限に「03/18」と記載されているカードの場合は、2018年3月までの有効期限のカードとなり、2018年3月末までしか利用することができないのですね。

 

クレジットカードの有効期限が切れてしまうと、

 

  • 店舗でのカード決済ができなくなる
  • ネット通販などに登録しているクレカが利用できなくなる
  • 公共料金などのクレカ払いがストップする

 

など、面倒なことになってしまいます。

 

ネット通販などを利用している方の場合は、カード情報を記入する際に有効期限を入力する必要がありますので、有効期限を意識したことがある方もいるかも知れませんね。

 

ただし、利用頻度の低いクレカの場合は、自分でも気づかないうちに有効期限が切れてしまっているというケースもあります。

 

一度、自分が利用しているクレジットカードの有効期限を確認してみるのも良いのではないでしょうか。

クレジットカードに有効期限が設定されている理由

クレジットカードに有効期限が設定されているのには、大きく分けて3つの理由があります。

 

  • カードの老朽化・新カードへの対応(ICクレカなど)
  • セキュリティの観点から
  • 申込者の信用情報の再調査

 

クレジットカードは一部のハイステータスカードを除き、プラスチック製であることが多く、継続して利用していると劣化してしまいます。

 

ICクレカなどの新カードへの切り替えもありますので、同じカードを永久に使い続けるというのは不可能なのですね。

 

カードを複数枚お持ちの方の中には、発行したことすら忘れているようなカードをお持ちの方も居るのではないでしょうか。

 

そうしたカードを紛失した場合は不正利用にも気づきにくいケースがありますので、セキュリティの観点からも有効期限は必要となっています。

 

クレジットカードに有効期限が設定されている、もっとも大きな理由となるのが申込者の信用情報の再調査です。

 

年収や勤務状況・支払い状況などを再調査し、継続してカードを利用できるかを確認するタイミングでもあるのですね。

有効期限には違いがある?

 

有効期限は一律で同じ有効期限というわけではなく、カード・利用者によって違いがあります。

 

多くのクレジットカードでは、有効期限は3年・5年と設定されており、同じカードでも利用者によって有効期限が違うケースもあります。

 

具体的には、新規発行時の有効期限は3年で、更新時に5年に設定されるなどのケースです。

 

カード会社にとっては、新規発行の方にあまり長い有効期限を与えるのは、やはりリスクが大きいということになるのですね。

 

ただし、発行するカードによっては、新規発行時にも有効期限が5年の長期で設定されているケースがありますので、カード会社によって対応は変わります。

 

有効期限の違いによって、カードの機能に制限があるか?というと、カードの機能に違いはありませんのでご安心ください。

 

JCBカードでは、有効期限7年で発行される場合もある

2018年11月より、JCBカードでは一部のカードにおいて、カード有効期限を7年へ伸長したようです。

有効期限の無いクレジットカードってあるの?

クレジットカードの有効期限が信用情報に左右されるのなら、富裕層がもつクレジットカードには有効期限がないの?と想像してしまいます。

 

結論から言うと、有効期限の無いクレジットカードは存在しません。

 

アメックス・ダイナースクラブカードなどのハイクラスのカードにも、きっちり有効期限は設定されています。

 

有効期限は最長でも5年、一部のカードでは6〜7年が最長となっており、10年を超える有効期限のクレジットカードはありません。

 

どのクレジットカードをお使いの方の場合でも、クレジットカードの有効期限は意識しておくべきなのですね。

3年未満の短期の有効期限のカードもある

クレジットカードの有効期限は3年・5年のカードが多くなっていますが、中には3年未満の短い有効期限のカードもあります。

 

特に、学生専用カードなどの場合は、有効期限が1年程度に設定されているケースも多いようです。

 

また、通常は5年程度の有効期限が設定されるカードの場合でも、申込者の信用情報によっては有効期限が短く設定されるケースもあります。

 

3年未満の有効期限のカードが発行された場合には、特に支払いをクリーンにするように意識した方が無難と言えるかも知れませんね。

仮カードの有効期限は短く設定されている

スーパーや百貨店などの流通系クレジットカードの場合、即日発行で仮カードを受け取ることができるケースがあります。

 

仮カードの有効期限は通常の有効期限の考え方とは違い、1週間程度の短期間に設定されています。

 

あくまでも、本カードが発行されるまでの繋ぎのカードとなりますので、カードが届くまでの期間だけ利用することが可能となっているのですね。

 

仮カードには国際ブランドがついておらず、仮カードを発行した店舗でのみ利用可能となっています。

有効期限が切れる!手続きはどうしたらいいの?

クレジットカードの有効期限を確認したら有効期限が切れそう!と焦ってしまっている方もいるかも知れません。

 

有効期限が切れそうでも、特にカードの利用者がする手続きなどはありません。

 

クレジットカードは自動更新となっているため、特別な手続きをする必要なく自動的に新しいカードが配送されます。

 

ですので、3年・5年と言った有効期限の長短は、カードを利用しているうえで特に影響してくることはありません。

 

有効期限が迫ってきた場合でも、いつもどおりカードを利用していれば、自動更新で新しいカードが届けられるのですね。

新しいカードはいつ届くの?

自動更新で新しいカードが届くタイミングはカード会社によっても異なりますが、有効期限切れの45日~30日前程度に届くことが多くなっています。

 

2018年3月の有効期限のカードでは、2月から遅くとも3月中旬には新しいカードが届けられるのですね。

 

更新カードは受け取ったらそのまま利用することが可能となっており、利用開始にあたり特別な手続きは不要です。

 

更新も自動更新となっていますので、更新の際に利用者に必要なのは更新カードを受け取るだけなのですね。

有効期限はカード見直しのタイミング・解約は早めの手続きを

1度作ったカードを、そのまま使い続けているという方も多いのではないでしょうか。

 

クレジットカードを賢く利用するためには、定期的なカードの見直しが必要となっており、有効期限はカード更新の最適なタイミングです。

 

特に、年会費の発生するクレジットカードをお使いの場合は、ムダな年会費を支払ってしまっているケースもありますので、カードの見直しは重要なのですね。

 

よりお得な特典・ポイント還元率の高いカードに切り替えることで、同じようにカードを利用していても大きなメリットを受けられるケースもあるのですね。

 

更新カードが届いたらすること、自動引き落としはどうなる?

 

更新カードが届いたら、特に手続きすることなくカードを利用することができます。

 

更新のタイミングでは、新カード・旧カードともに利用することが可能ということになってきます。

 

なんとなくもったいない精神で、有効期限が切れるまで旧カードを使いたい心理になってしまうかも知れませんが、あまりオススメはできません。

 

旧カードを利用し続けていた場合、有効期限が切れるとカードが使えなくなってしまいますので、忘れて使い続けていると店舗で恥ずかしい思いをしてしまいます。

 

また、2枚のクレジットカードを持っているということは、それだけ紛失リスクも大きくなります。

 

新カードが届いたら、旧カードにハサミを入れて使えなくするのがベターでしょう。

自動引き落としに登録しているカードは?

カードが新しくなると、気になってくるのは自動引き落としなどに登録しているカードはどうなるの?という点です。

 

カードの更新時には、カード番号はそのまま継続となりますが、有効期限が変わります。

 

自動引き落としにカード情報を入力する際には、カードの有効期限を入力する必要がありますので、情報の更新が必要なのでは?と心配な方も多いでしょう。

 

  • 家賃
  • 電気・ガス
  • 水道料金

 

などの公共料金は、自動的に有効期限が洗い替えされますので、特に利用者側で情報を更新する必要などはありません。

 

公共料金の自動引き落としに設定したクレジットカードの有効期限が切れると、自動的に有効期限が延長されて登録されます。

 

カードの更新により自動引き落としが不能になってしまう、という心配は無いのですね。

 

ただし、ネット通販などの支払いに登録しているカードは、有効期限の更新が必要なケースもあります。

 

楽天カードを楽天市場の支払いカードに登録している場合など、カードとネット通販の相性で自動更新されるケースもありますが、確認はしておいた方が良いかも知れませんね。

更新カードが届かない!どうしたら良い?

クレジットカードの有効期限が迫った場合でも、通常は自動更新で新しいカードが届けられます。

 

しかし、待てど暮らせど更新のカードが届かない、となると焦ってしまいますよね。

 

クレジットカードは本人限定で配送されますので、まずは宅配便の不在票などが届いていないかを確認しましょう。

 

郵便受けを確認しても不在票が届いていない場合には、カスタマーセンターに連絡して確認をすることが必要です。

 

  • 引越しで住所が変わったことを伝えていない
  • なんらかの手続きミスでカード配送が遅れている

 

このようなケースでカードが届いていないパターンもゼロではありませんので、焦らずにカスタマーセンターに連絡することが必要です。

 

更新月の中旬を過ぎても新しいカードが届かない場合には、確認をしておいた方が良いでしょう。

クレジットカードは必ず更新されるという訳ではない!

クレジットカードには有効期限が設定されている以上、必ず更新されることが約束されているわけではありません。

 

更新の際には、利用者の信用情報の再調査が行われ、利用状況などによっては更新拒否となってしまうケースもあります。

 

更新拒否のリスクがあるケースとしては、次のようなパターンが挙げられます。

 

  • 支払い遅延がある場合
  • 他社での金融事故がある場合
  • 無職になったなど著しく収入が減った場合

 

更新拒否になってしまうリスクがもっとも高いのは、クレジットカードの利用代金に遅延や延滞があるケースです。

 

更新月の直近で3か月間程度連続して支払いの遅延があった場合には、更新拒否になってしまうリスクも高くなってしまいますので注意が必要です。

 

クレジットカードでは途上与信の際には「信用情報機関」で利用者の信用情報を調査します。

 

他社のクレジットカードで未払いになっている場合などは、更新するクレジットカード会社で遅延が無くても更新拒否になってしまうケースがあります。

 

信用情報の調査では、クレジットカードの利用代金を支払う返済能力があるかどうかが重要な判断基準です。

 

無職になってしまった場合など、申込時と比べて著しく収入が減ってしまった場合にも、カードが更新されない可能性があるのですね。

クレジットカードを使っていないと更新されないケースも

利用頻度の低いクレジットカードの場合は、支払いの遅延などがなくとも更新拒否になってしまうケースがあります。

 

年会費無料のカードなどを作ったけど利用していない、という方もいるかも知れません。

 

クレジットカード会社にとっては、カードを利用してもらって初めて利益が出るものですので、利用していないカードを更新するのはムダな費用になってしまうのですね。

 

更新拒否になってしまった場合にも、新しいカードが届かないだけで特に告知はされません。

 

久しぶりにカードを使おうと思ったら使えなかった、というケースも実際にありますので、使っていないカードでも有効期限は確認しておくようにしましょう。

クレジットカードが更新拒否されたら2度と作れないの?

クレジットカードは確実に更新されるわけではありませんので、利用状況によっては更新拒否になってしまいます。

 

更新拒否になってしまった場合には、新たにクレジットカードを作成する必要がありますが、更新拒否された直後に同じ会社のクレカの取得は難しいケースがあります。

 

クレジットカード会社が更新拒否するということは、この利用者にクレジットカードを持たせられない、という判断ですので審査落ちのリスクが高くなってしまうのですね。

 

支払い遅延などが理由で更新拒否になってしまった場合には、他社のクレジットカードの審査も厳しくなってしまいます。

 

万が一更新拒否になってしまった場合は、審査基準の甘いクレジットカードなどを利用して、クレヒスを積んで再出発するのもひとつの手段となってきます。

リボ払い・分割払いなどは継続して引き落としされる

更新拒否になってしまい、自動解約になった場合でも、当然のことですが現在の支払い残高がゼロになるわけではありません。

 

分割・リボ払いの残高が残っていた場合には、継続して支払い口座から引き落としされ、支払いが継続します。

 

ここで、使えないクレジットカードの支払いをするのはバカバカしい、と支払いを中断してしまうと、金融事故になってしまいクレジットカードの取得が絶望的になってしまいます。

 

更新拒否になってしまった場合でも、残債は遅延せずに支払いを継続していくようにしましょう。

 

また、更新拒否になってしまった場合には、公共料金などの自動引き落としのカードを変更する必要があります。

 

更新拒否されてしまうと、このように面倒なリスクがありますので、自動更新されるようにクリーンな支払いを心掛けるようにしましょう!

普通に利用していれば有効期限は気にする必要無し!更新拒否には気を付けよう

今回は、クレジットカードには必ず設定されている有効期限について解説してきました。

 

  • クレジットカードの有効期限は3年・5年などカードによって異なる
  • 原則自動更新なので特別な手続きは必要無い
  • 必ず更新されるというわけではない

 

クレジットカードの有効期限は3年・5年と、カードによって異なり、有効期限の期限内しか利用することができません。

 

原則としてクレジットカードは自動更新となっていますので、普通に利用していれば有効期限をそれほど気にすることはないでしょう。

 

ただし、100%自動更新されるわけではなく、支払いの遅延などがある場合には更新拒否のリスクもありますので、クリーンな利用を厳守するようにしましょう。