PayPayとLINE Payを徹底比較!QRコード決済どっちがお得?
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「PayPayとLINE Payはどっちがお得?」
「どっちがたくさんポイントが貯まるの?」
「使えるお店は?」
社会現象級の話題を呼んでいる「PayPay」と、いつも使っているLINEで使える「LINE Pay」のどっちを使おう?と悩んでいる方は多いでしょう。
PayPayとLINE PayはいずれもQRコード決済での支払い方法となっており、スマホのみで手軽にお買い物をすることが可能です。
ただし、同じQRコード決済でも、ポイント還元率や使える店舗には違いがあり、それぞれのサービスでの特徴があります。
今回は、PayPayとLINE Payを多角度で比較して、どっちのQRコード決済がお得かを検証します。
最後まで読めば、自分がどちらのQRコード決済を使うべきかを知ることができますよ!
目次
ポイント還元率で比較
はじめにPayPayとLINE Payを、ポイント還元率で比較します。
PayPay | LINE Pay | |
---|---|---|
貯まるポイント | PayPayボーナス | LINEポイント |
還元率 | 0.5% | 0.5%〜2.0% |
QRコード決済を比較するうえでは、決済時の還元率の違いは大きな判断基準です。
LINE Payでは、月間の決済金額によって変わるバッジカラーで、還元率が最大2.0%となります。
バッジカラー | 適用条件 | 還元率 |
---|---|---|
ホワイト | 月間1万円未満 | 0.5% |
レッド | 月間5万円未満 | 0.8% |
ブルー | 月間10万円未満 | 1.0% |
グリーン | 月間10万円以上 | 2.0% |
PayPayの還元率は0.5%となっていますので、月間5万円以上利用する方はLINE Payの方がお得です。
ここからは、さらに多角度からPayPayとLINE Payの還元率を比べてみましょう。
PayPayの100億円あげちゃうキャンペーンは強烈!
※PayPayの20%還元キャンペーンは、2018年12月13日をもって終了しました。
PayPayとLINE Payでは、お得な利用キャンペーンが開催されています。
- PayPay:2019年3月末まで、もれなく還元率20% 一部全額還元も
- LINE Pay:2019年7月まで、最大還元率5.0%
このように、社会現象にもなっている還元率20%のPayPayキャンペーンは、すさまじいインパクトです。
PayPayのキャンペーンでは、期間中に総計100億円まで、もれなく利用金額の20%のPayPayボーナスが付与される特典があります。
さらに、10回〜40回に1度、上限を10万円として利用金額の全額相当が還元される特典もありますよ!
対して、LINE Payでは、2019年7月まで通常ポイントに+3.0%のポイントが付与される特典があり、3.5%〜5.0%の還元率で利用することができます。
キャンペーンのインパクトはPayPayの方が強烈ですが、LINE Payのキャンペーンも見逃すことができませんね!
クレジットカードでの2重取りはPayPayの方が有利
クレジットカードと併用をしてポイントを2重取りしたいなら、PayPayを利用した方がお得です。
PayPayの支払方法は、
- PayPay残高での支払い
- Yahoo!マネーでの支払い
- クレジットカードでの支払い
と3種類の支払方法を選択することができます。
クレジットカードでの支払いの場合、登録したクレジットカードでの後払いとなり、カード会社ごとのポイントも貯めることが可能です。
還元率が1.0%のクレジットカードを利用した場合、
- PayPayボーナス:0.5%
- クレジットカードのポイント:1.0%
と、あわせて1.5%のポイントを貯めることができます。
LINE Payでは、クレジットカードでの後払いやチャージを利用することができませんので、原則として事前にチャージした残高での支払いとなります。
クレジットカードと併用してポイントを貯めたいのであれば、PayPayを選択しましょう。
ポイントの使い勝手で比較
結論から言うと、ポイントの使い道の幅広さではLINE Payの方が有利です。
双方のQRコード決済で貯まるポイントは、以下のようになっています。
- PayPay:PayPayボーナス
- LINE Pay:LINEポイント
PayPayボーナスは、PayPay残高としてPayPayでのお買い物に利用することが可能です。
PayPay残高には以下の2種類があります。
- PayPayライト:PayPay残高にチャージされた金額
- PayPayボーナス:特典やキャンペーンでプレゼントされた金額
PayPayの支払時にPayPay残高を利用する場合、自動的にPayPayボーナスから先に消化されます。
チャージした残高と同様に利用することができますので、実質的にキャッシュバック同様のポイントとなっていますね。
また、PayPayボーナスの有効期限はPayPayライトと同じく、最後にポイント残高が変動した日から2年後となっており、実質有効期限無期限で貯めることができます。
LINEポイントは、LINE Payに1ポイント=1円としてチャージ、またはコード決済時に直接ポイントを1ポイント=1円として利用することも可能です。
さらに、
- LINE STORE
- LINEモバイル
- LINEデリマ
など、LINEの各種サービスにも利用することができますので、貯まったポイントでLINEスタンプを購入することもできますよ!
LINEポイントは、共通ポイントやマイルに交換して利用することも可能です。
必要ポイント | 交換先 | |
---|---|---|
LINE MUSICクーポン | 500ポイント | 500円分 |
Amazonギフト券 | 550ポイント | 500円分 |
nanacoポイント | 300ポイント | 270ポイント |
メトロポイント | 300ポイント | 270ポイント |
Pontaポイント | 300ポイント | 270ポイント |
ベルメゾンポイント | 300ポイント | 270ポイント |
選べるe-GIFT | 550ポイント | 500円分 |
JALマイル | 300ポイント | 100マイル |
このように、人気の共通ポイントに10:9のレートで交換することができますので、ポイントをより幅広い用途に利用することができます。
LINEポイントはJALマイルにも移行することができますが、JALマイルに移行する場合にはPontaポイント経由での交換がおすすめです。
Pontaポイントは2ポイント=1マイルでJALマイルに交換できますので、LINEポイント1ポイントを最終的に0.45マイルに交換することが可能です。
LINE Payは最高2.0%の還元率でLINEポイントを貯められますので、最高0.9%のマイル還元率でJALマイルを貯めることができますよ。
PayPayボーナスもキャッシュバック同様に利用できる便利なポイントですが、より幅広い使い道を求めるならLINEポイントが優秀ですね。
チャージ方法で比較
ここでは、PayPayとLINE Payのチャージ方法を比較します。
PayPay | LINE Pay |
---|---|
・Yahoo!ウォレットの預金払い用口座に登録されている金融機関口座 ・ヤフーカード |
・銀行口座 ・セブン銀行ATM ・店頭でのチャージ ・コンビニ端末 ・銀行口座でのオートチャージ |
PayPayでは、Yahoo!JAPAN IDと連携をすることで、ウォレットの預金払い用口座に登録された金融機関の口座でチャージをすることができます。
こうして比較すると、チャージ方法では圧倒的にLINE Payの方が幅広く、使い勝手が良くなっています。
特に、銀行口座でのオートチャージが可能となっており、チャージ忘れによる残高不足を防いでくれますので、手間なく利用したい方には最適ですね。
支払い方法で比較
決済方法で比較すると、リアルカードを合わせて利用することができるLINE Payが便利です。
PayPayとLINE Payは、ともにQRコード決済のアプリとなっていますので、スマホ画面に表示されたバーコードを読み取ってもらうだけで簡単に決済することができます。
両者のアプリでは店舗に掲示されているQRコードを読み取り、支払い金額を入力して支払いをすることも可能です。
さらに、LINE Payでは無料でプラスチック製の「LINE Payカード」を発行することもできます。
LINE Payカードを利用する際にも、LINE Payの残高から支払いをすることができますので、コード決済・カード決済を両方利用することができますね!
LINE PayはGooglePayに登録してタッチ決済が可能
Androidのおサイフケータイ対応端末を利用している方は、LINE Payをスマホのタッチ決済で利用することが可能です。
Android限定で、LINE Payは「GooglePay」に対応しました!
GooglePayに登録することで、LINE Payを「QUICPay」加盟店でスマホタッチで利用することが可能となります。
よく似た名前が並ぶので整理すると、
- LINE PayをGooglePayに登録可能
- QUICPay加盟店でタッチ決済でLINE Pay支払いを利用可能
ということになります。
QRコード決済とGooglePay/Apple Payを比較すると、コードを表示して読み取る必要があり、タッチ決済よりは若干手間がかかる点が差です。
現時点では、PayPayもタッチ決済に対応していませんので、支払い方法はQRコード決済のみです。
LINE Payなら、GooglePayに登録することができますので、
- QRコード決済
- LINE Payカードでのカード払い
- QUICPay加盟店でのタッチ決済
の3つの支払い方法を選択することが可能ですね!
利用できる店舗で比較
ここでは、PayPayとLINE Payの利用可能な店舗を比較します。
PayPay | LINE Pay | |
---|---|---|
コンビニ | ファミリーマート ミニストップ ポプラ |
ローソン ファミリーマート |
ドラッグストア | ドラッグ・イン キムラヤ ドラッグ新生堂 |
ドラッグ新生堂 サンドラッグ ココカラファイン ツルハドラッグ |
百貨店 | – | 阪急百貨店 阪神百貨店 |
家電量販店 | ビックカメラ ヤマダ電機 Joshin TSUKUMO |
Joshin |
飲食店 | 和民 白木屋 魚民 ミライザカ |
和民 白木屋 魚民 ミライザカ |
ショッピング | earth music&ecology マックハウス メガネドラッグ Mr Max |
ライトオン ゲオ LOFT メガネスーパー |
オンライン | 2019年2月から | ZOZOTOWN ラクマ LINE STORE |
現時点での加盟店の数では、先行してサービスをリリースしていたLINE Payの方が有利になっています。
コンビニではローソン・ファミリーマートといった大手2社に対応していますので、毎日の生活で非常に使い勝手の良い決済サービスと言えるでしょう。
ただし、家電量販店での対応店舗数ではPayPayの方が多くなっていますので、自分が良く利用する店舗への対応状況も選択の際の基準ですね。
また、PayPayでは2019年2月から、
- Yahoo!ショッピング
- ヤフオク!
- LOHACO
などのYahoo!JAPANのオンラインサービスに順次対応します。
LINE Payカードを発行すればJCB加盟店で使える
LINE Payでは、LINE Payカードを発行することで幅広いJCB加盟店でも利用することが可能です。
LINE Payカードには、国際ブランドとしてJCBが搭載されていますので、JCB加盟店でクレジットカード同様に利用することができます。
また、Androidユーザーの方は、GooglePayに登録することでQUICPay加盟店でもLINE Payを利用することが可能となります。
使い勝手の広さでは、やはり先行しているLINE Payが有利と言っていいでしょう。
送金機能で比較
PayPayとLINE Payでは、チャージ済の残高をアプリで送金することができます。
PayPayでは、
- 送金したい友達の電話番号を入力
- 一緒に居る友達のQRコードをスキャン
のいずれかの方法で送金をすることができます。
対して、LINE PayではLINEでの本人確認が済んでいれば、LINEの友達に送金することが可能です。
いずれのアプリでも手数料無料で送金することができますで、銀行口座を知らない友達に立て替えたお金や、割り勘分のお金を支払う際に便利ですね。
ただし、現時点では送金された残高を出金できるのはLINE Payのみとなっていますので、送金された金額を現金で受け取りたい方の場合はLINE Payの方がおすすめです。
LINE Pay割り勘くじ
LINE Payの送金機能の中でも便利なサービスが、多人数での割り勘を利用することができる点です。
LINE Payでは、
- 割り勘する人数
- 割り勘したい金額
を入力することで、金額を人数割で自動計算してそれぞれのトークルームに送金依頼することができます。
居酒屋などで友達と食事をする場合、現金での割り勘だと1万円札しか持ってない人などもいたりして時間がかかってしまいます。
LINE Payの割り勘機能を使えば、ワンタップで送金をすることができますので、スマートに割り勘をすることができますね!
また、2018年12月1日〜2019年1月11日まで、1,000円以上の割り勘を利用した方に最大10,000円相当のLINEポイントが当たるチャンスもあります!
友達との食事や旅行の際にはスマートにLINE Payの割り勘機能を利用するのがおすすめです!
クレジットカードとの併用をしたい方はPayPayがおすすめ
クレジットカードと併用してポイントを2重取りしたい方は「PayPay」がおすすめです。
PayPayでは、登録したクレジットカードでの支払いも利用することが可能となっており、クレジットポイントとPayPayボーナスを2重取りすることができます。
アプリには複数枚のクレジットカードを登録して利用することができますので、財布の中のクレジットカードを1つのアプリにまとめて利用することも可能です。
さらに、ヤフーカードをお使いの方の場合は、PayPayへのクレジットチャージも可能となっていますので、相性抜群のクレカと言っていいでしょう。
PayPayと言うと、還元率20%のキャンペーンが特に注目されますが、決済サービスとしても非常に使い勝手は抜群です。
PayPayのインストールはこちら↓
現金でチャージして利用する方はLINE Payがおすすめ
PayPayに対して、現金をチャージして利用する前提の方には「LINE Pay」がおすすめです。
LINE Payでは、クレジットカードでの後払いやクレジットチャージをすることはできませんが、オートチャージも対応しており現金でのチャージがしやすくなっています。
LINE PayカードやGooglePayを活用することで、非常に幅広い店舗でLINE Payを利用することが可能となっていますので、メインの財布代わりにもおすすめです。
月間の利用金額に応じて最大2.0%の還元率でポイントも貯まりますので、現金での支払いよりもずっとお得に利用することができますね!
PayPayの支払用におすすめのクレジットカード
PayPayでは、クレジットカードを登録して利用することで、PayPayでのクレジット払いが可能となります。
PayPayには、ヤフーカード・およびVisa/Mastercardブランドのクレジットカードを登録して利用することが可能です。
ここでは、よりお得にPayPayを利用することができる、おすすめのクレジットカードをご紹介します。
オリコカードザポイント
現在、受付停止中です
- 入会後6か月間はポイント還元率2.0%
- オリコモール経由でポイント還元率アップ
- ポイントの使い勝手は幅広い
PayPayでの利用はもちろんのこと、ネット通販にもお得に利用したいという方には「オリコカードザポイント」がおすすめです。
オリコカードザポイントでは、入会後6か月間はポイント還元率が2倍になる特典があり、PayPayのクレジット払いでも還元率2.0%でポイントを貯めることができます。
オリコモール経由でのネット通販では、AmazonやYahoo!ショッピングで還元率2.0%以上で利用することができますので、ネット通販好きにも最適なクレジットカードです。
ポイントの使い勝手も幅広く、ほぼすべての共通ポイントに等価で交換することができるほか、JAL/ANAのマイルに交換することもできます。
オリコカードザポイントは年会費無料で利用することができますので、PayPayとネット通販用にカードを作っておくのもいいのではないでしょうか。
リクルートカード
- いつでも還元率1.2%でポイントが貯まる
- ポイントはPontaポイントに等価で交換できる
- 月間3万円まで電子マネーチャージでもポイントが貯まる
電子マネーと併用して利用する前提の方には「リクルートカード」がおすすめです。
リクルートカードでは、いつでも還元率1.2%でポイントを貯めることができますので、PayPayのクレジット払いでも1.2%の高還元率でリクルートポイントを貯められます。
リクルートポイントは等価でPontaポイントに交換することができますので、ローソンをはじめとした幅広い加盟店でポイントを活用することが可能です。
月間3万円までと上限が設定されていますが、nanacoや楽天Edyなどの幅広い電子マネーへのチャージでも1.2%の高還元率でポイントを貯めることができます。
PayPayへのチャージは月間3万円の上限にはカウントされませんので、電子マネーとPayPayの併用にもおすすめです。
これからのキャッシュレス時代にはQRコード決済は必須!どっちを選ぶ?
PayPayとLINE Payは、ともにこれからのキャッシュレス時代の主戦力ともなっていくQRコード決済です。
- 通常還元率はLINE Payの方が有利
- クレジットカードを併用したい方はPayPay
- 現金チャージを前提とする方はLINE Pay
PayPayでは、100億円あげちゃうキャンペーンでの20%還元が社会現象を起こしていますが、通常還元率で比較するとLINE Payの方が有利です。
ただし、LINE Payではクレジットカード払いをすることができませんので、クレジットカードと併用したい方はPayPayがおすすめとなります。
PayPayでのクレジット払いでは、クレジットポイントとPayPayボーナスの2重取りが可能ですので、よりお得にポイントを貯めることができますよ!
PayPayとLINE Payはどちらも無料で利用できますので、どちらかに絞らずに使い分けて利用するのもいいですね!