AppleCare+とドコモのケータイ補償どっちが安心?コスト・補償内容を徹底比較
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「AppleCare+とケータイ補償はどっちが安心?」
「補償内容って違うの?」
ドコモでiPhoneを購入した方は、AppleCare+とドコモのケータイ補償のどっちに入ろうか悩んでいる方も多いでしょう。
結論から言うと、コストを抑えてケータイ補償を利用したい方は「dカード GOLD」に無料で付帯するケータイ補償で充分です。
しかし、万一のために入っておくケータイ補償、後悔のないように補償内容を比較したいですよね!
今回は、AppleCare+とドコモのケータイ補償の補償内容をさまざまな角度から徹底比較します。
最後まで読めば、自分が入るべき補償サービスがわかりますよ!
目次
AppleCare+とドコモのケータイ補償はどっちが安心?
ドコモでiPhoneを購入すると、AppleCare+、またはドコモのケータイ補償の、いずれかの補償サービスに加入することができます。
ここでは、iPhone Xシリーズを購入した場合の、AppleCare+とドコモケータイ補償の補償内容を比較します。
AppleCare+ | ケータイ補償サービス for iPhone & iPad |
|
---|---|---|
料金 | 950円/月 | 750円/月 |
2年総額 | 22,800円 | 18,000円 |
補償期間 | 2年 | 期間の定めなし |
サービス利用回数 | 2年間に2回まで | 年間2回まで |
サービス利用料金 | 画面の損傷:3,400円 その他:11,800円 |
11,000円 |
水濡れ・水没 | 〇 | 〇 |
画面割れ | 〇 | 〇 |
全損・破損 | 〇 | 〇 |
紛失・盗難 | – | 〇 |
バッテリー交換 | 〇 | – |
自然故障 | 〇 | 〇 |
AppleCare+はApple Storeで加入の場合は、一括払いでの契約となります。
2年間のコストを比較すると、ドコモのケータイ補償の方が4,800円安くなっており、コスト面での負担は少なくなっています。
さらに、ドコモのケータイ補償では、初回お申込み日から最大31日間月額料金が無料になる特典もあり、2年間の実質支払い額は17,250円です。
コスト面ではドコモのケータイ補償が有利ですが、補償サービスを比較する際には補償内容の違いが大きな判断基準ですよね。
ここからは、さらに詳しくAppleCare+とドコモケータイ補償のメリット・デメリットを比較します。
無料のAppleCareの補償内容は?
iPhoneでは、Appleのメーカー保証として無料の「AppleCare」が付帯します。
無料のAppleCareの補償内容は、
- 製品購入後1年間のハードウェア限定保証
- 90日間の無料電話サポート
となっており、iPhone購入後1年間の自然故障を補償してもらうことができます。
ただし、AppleCareでは、以下に当てはまる故障・損傷の場合は保証対象外です。
- 事故
- 不適切な利用
- 誤用
- 火事
- 液体接触
- 地震、またはその他の外的要因による損傷
画面割れや水濡れなどの場合、無料のAppleCareでは保証対象外となりますので、AppleCare+、またはドコモケータイ補償で対応する必要があります。
AppleCare+のメリット・デメリット
AppleCare+では、次の2点のメリットがあります。
- バッテリーの交換も対象
- iPhoneの専門家による電話サポートが安心
AppleCare+の大きなメリットが、バッテリーの交換も補償の対象となっている点です。
AppleCare+では、バッテリーの性能が製品仕様の80%以下しか発揮できなくなった場合、無料で交換の対象となります。
リチウムイオンバッテリーが劣化してしまうと、膨張による不具合の原因にもなりますので、バッテリーが補償の対象となっているのは嬉しいですね。
また、Appleが提供する補償サービスならではのメリットが、Appleの選任のスペシャリストによる無料の電話サポートをうけることができる点です。
iPhoneの操作などに不安がある方の場合は、公式のApple公式の補償サービスに入るメリットは大きいかも知れませんね!
AppleCare+のデメリット
AppleCare+の最大のデメリットと言えるのが、紛失・盗難は補償の対象外となっている点です。
AppleCare+では、画面割れのみの修理なら3,400円と、ドコモのケータイ補償よりも少額で補償を利用することができます。
ただし、紛失・盗難は対象外ですので、電車やカフェなどでiPhoneを忘れて紛失してしまった場合、補償を利用することができません。
個人的には、iPhone関連のトラブルは、画面割れ・水没に並んで紛失のリスクが高く感じます。
Apple公式の補償サービスとして安心して利用できるAppleCare+ですが、紛失・盗難は補償の対象外となってしまう点には注意が必要です。
ケータイ補償のメリット・デメリット
ドコモのケータイ補償はコストの面でもAppleCare+よりも優れていますが、加えて以下の3点がメリットと言っていいでしょう。
- 補償期間はサービスを解約するまで
- 年間2回まで補償を利用することができる
- 紛失・盗難も補償の対象となる
ドコモのケータイ補償の大きなメリットが、補償期間はケータイ補償を解約するまでとなっており、実質無制限で利用することができる点です。
近年では、iPhoneをはじめとしたスマホの端末は高額になっていますので、長期間同じ端末を利用する方も増えているのではないでしょうか。
内閣府の発表した「消費動向調査」で携帯電話の買い替え年数の平均を見てみると、
- 2002年:約2.0年
- 2018年:約4.3年
このように、端末の買い替えまでの年数が倍近く伸びていることがわかります。
長期間同じ端末を利用する方にとっては、補償期間の長いケータイ補償の方が安心して利用することができます。
補償も年間2回まで利用することができますので、AppleCare+の2年間で2回の利用回数と比べると手厚い補償になっていますね。
また、ドコモのケータイ補償では、紛失・盗難も補償の対象となる点がAppleCare+と比べた際の大きなメリットと言っていいでしょう。
ドコモケータイ補償のデメリット
ドコモのケータイ補償のデメリットが、補償を利用する際のサービス利用料金が一律11,000円となっており、自己負担額が高い点です。
AppleCare+では、画面割れの修理のみの場合3,400円で補償をうけることができますが、ドコモのケータイ補償では画面割れでも一律11,000円の自己負担が必要です。
iPhoneの損傷の中でも、画面割れのリスクがもっとも高くなりますので、その点はデメリットと言っていいでしょう。
結論:ドコモのケータイ補償の方が優秀
結論としては、AppleCare+とドコモのケータイ補償を比較すると、ドコモのケータイ補償の方が優秀な点は多いと言っていいでしょう。
ドコモのケータイ補償は解約するまで補償期間が継続しますので、補償期間も長く、補償の利用回数も年間2回と安心です。
また、紛失・盗難も補償の対象となるのが、AppleCare+と比較した場合のもっとも大きなアドバンテージですね!
バッテリーは補償の対象外ですが、AppleCare+の補償期間である2年間でバッテリーが著しく劣化することは考えにくいので、判断の決め手とは言えません。
コスト・補償の両面で、ドコモのケータイ補償に軍配が上がるのではないでしょうか。
両方の補償サービスに加入することはできるの?
中には、補償内容の異なるAppleCare+とドコモのケータイ補償の両方に加入したい、という方もいるかも知れません。
iPhone購入時にドコモのケータイ補償に加入、その後、Apple StoreでAppleCare+に加入すれば、両方の補償サービスに加入することは可能です。
ただし、両方の補償サービスに加入すると合計で40,800円と高額な費用が必要となり、重複する補償も多くムダな出費になってしまいます。
また、両方の補償サービスに加入した場合も、AppleCare+の補償期間は2年間ですので、3年目以降はドコモケータイ補償のみの補償となってしまいます。
有料の補償サービスに加入する場合は、どちらかの補償に絞って申し込みをするようにしましょう。
ケータイ補償加入時の注意点
ケータイ補償に加入する場合は、各補償サービスの入会可能時期にも注目をしておく必要があります。
AppleCare+とドコモのケータイ補償は、いつでもサービスに加入できるわけではありません。
AppleCare+ | ドコモ月額払いは購入と同時、 Apple Storeでの加入は購入日から30日以内 |
---|---|
ケータイ補償サービス for iPhone & iPad |
購入日を含め14日以内 |
このように、サービスに加入することができるタイミングは、iPhone購入直後のタイミングに限定されていますので注意が必要です。
有料の補償サービスの加入を検討している方の場合は、iPhoneを購入する前にどっちの補償サービスに加入するかを決めておいた方がいいですね。
また、いずれのサービスの場合でも、一度サービスを解約すると解約後の再契約は不可となっています。
サービスを解約すると、機種変更をするまで補償サービスをうけることができなくなってしまいますので注意が必要です。
iPhoneの補償はdカード GOLDのケータイ補償でOK?
冒頭でも解説したように、iPhoneの補償サービスは「dカード GOLD」に付帯する「dカードケータイ補償」で充分カバーすることができます。
dカード GOLDは、ドコモの発行する「dカード」の上位カードとして発行されているゴールドカードで、無料でドコモケータイの補償サービスが付帯します。
補償期間は、ドコモケータイの購入日から3年間となっており、ドコモで購入したiPhoneも補償の対象です。
dカードケータイ補償では、
- 紛失・盗難
- 修理不能(水濡れ・全損)
の場合が補償の対象となります。
同一機種・同一カラーの端末をドコモショップでdカード払いで購入した際の、端末の購入費用を最大10万円まで補償してもらうことができます。
紛失・盗難も補償の対象となっている点、補償期間においては、有料のAppleCare+以上の補償内容と言っていいでしょう。
dカード GOLDの優れている点は、dカード GOLDの会員であれば無料で補償の対象となる点です。
必要な費用はdカード GOLDの年会費、11,000円(税込)のみとなっていますので、補償サービスにかかる別途のコストが0円で済むのは嬉しいですよね!
有料のAppleCare+やドコモのケータイ補償に加入しなくても、dカード GOLDを利用する方がお得にケータイ補償を利用することが可能です。
dカード GOLDのケータイ補償のデメリット
dカード GOLDのケータイ補償には、2点のデメリットがある点を知っておかなければなりません。
- 10万円を超えた金額は実費
- 全損や紛失・盗難のみが補償の対象、画面割れは対象外
dカード GOLDの最大のデメリットと言えるのが、補償金額が最高10万円までと上限が設定されている点です。
ドコモでiPhone Xを一括で購入した場合、
- X:125,064円
- Xs:128,952円
- Xs Max:141,912円
- XR:98,496円
と、ほぼすべての機種の価格が10万円を超えています。
補償サービスを利用したのに、実費の負担があるというのはデメリットと言えますね。
また、修理可能な故障の場合はdカードケータイ補償の対象外となってしまう点にも注意が必要です。
画面割れなどの場合、dカードケータイ補償を利用することができませんので、実費で修理をする必要があります。
コストを抑えて補償をカバーできるdカード GOLDのケータイ補償ですが、デメリットもあるという点は知っておくようにしましょう。
dカード GOLDのケータイ補償がおすすめなのはこんな方
AppleCare+、ドコモケータイ補償との比較やdカードケータイ補償のデメリットも含めて考えると、次のような方におすすめすることができます。
- ケータイ補償にコストをかけたくない方
- 夫婦でドコモケータイをお使いの方
- 画面割れは修理すると割り切れる方
ここでは、dカード GOLDをおすすめすることができる理由を詳しく解説します。
ケータイ補償を年会費分を相殺して利用したい方
ドコモユーザーの方であれば、dカード GOLDを年会費分をポイントで相殺することが可能です。
dカード GOLDでは、ドコモケータイ・ドコモ光の料金の10%が、dポイントとしてポイントバックされる特典があります。
ドコモケータイとドコモ光を合わせて月間9,000円以上利用している方の場合、年間で10,800ポイントのdポイントを獲得することが可能です。
dポイントは、ローソンやマクドナルドをはじめとした幅広い店舗で1ポイント=1円として利用できますので、ポイントだけで年会費の元を取ることができますね!
dカードケータイ補償はdカード GOLDの年会費のみで利用することができますので、ドコモユーザーなら年会費分を相殺して補償を利用することが可能です。
ポイントバックの対象外となる項目には注意!
dカード GOLDでの10%のポイントバックの対象は、ドコモケータイの基本料金や通話・通信料金に限定される点は知っておきましょう。
ケータイ払いの利用料金や端末の分割払いの料金は10%還元の対象になりませんので、ポイントを計算する際には注意が必要です。
「dカード GOLDの10%還元は詐欺!」といった口コミのほとんどは、ポイントの対象外となる支払いを知らなかったための勘違いです。
自分の利用明細なら、毎月どの程度のポイントが還元されるのか、計算してからdカード GOLDを検討するのもいいでしょう。
夫婦でドコモケータイをお使いの方
dカード GOLDでは、本会員のドコモケータイだけではなく、家族カードに紐づけされた家族のドコモケータイも補償の対象となります。
dカード GOLDの家族カードは1枚目無料となっていますので、本カード会員の年会費のみで2台のiPhoneの補償をカバーすることができます。
AppleCare+を2人分加入した場合、2年間で45,600円のコストが必要ですので、dカード GOLDの年会費と比較しても25,600円のおトクですね!
ですので、夫婦でドコモケータイをお使いの方は、dカード GOLDのケータイ補償でのコスト削減効果はさらに高くなりますね。
画面割れは修理でと割り切れる方
dカード GOLDでは、利用可能な画面割れの場合は補償の対象となりませんので、画面割れは有償の修理で対応すると割り切る必要があります。
Apple Storeで画面割れを修理した場合、
- X:31,800円
- Xs:31,800円
- Xs Max:37,400円
- XR:22,400円
と、高額な修理費用が必要となってしまいます。
有料のケータイ補償を使わずに、dカード GOLDのケータイ補償でカバーする場合は、画面割れは補償の対象外となる点にもっとも注意が必要です。
iPhone Xの画面は割れやすいか?
iPhone Xの画面が割れやすいかどうかというと、残念ながら割れやすいデザインであることは否定できません。
iPhone Xは縁のギリギリまでディスプレイとなっていますので、角から落としてしまうと画面が割れてしまうリスクは高くなってしまいます。
ただし、スマホの画面割れに関しては、一度も割ったことがない方・いつも割ってしまう方に分かれるのではないでしょうか。
我が家でも、同じ生活環境で私は一度もスマホの画面を割ったことがありませんが、妻は利用するスマホのほぼ全台、画面を割ってしまっています。
どの補償を選ぶかに関わらず、iPhone Xを利用する際にはiPhoneカバーを利用して、画面を割らないように予防する方が前向きですよね!
dカード GOLDの基本情報
iPhoneの補償をコストを抑えて利用したい方には、dカード GOLDのケータイ補償がおすすめです。
dカード GOLDでは、ドコモのケータイ料金の10%還元はもちろん、手厚い補償やラウンジサービスなどのゴールドカード特典も充実しています。
ワンランク上のゴールドカードが欲しい方にも、dカード GOLDはおすすめできますよ!
dカード GOLD
- 最高10万円までのドコモケータイ補償
- ドコモケータイ・ドコモ光料金の10%がポイントバック
- 家族特約も付帯した手厚い海外旅行傷害保険
- ローソンでは5%相当のおトク
ドコモユーザーのマストクレカとも言えるゴールドカードが「dカード GOLD」です。
dカード GOLDでは、最高10万円までのドコモケータイ補償や、ドコモケータイ料金の10%のポイントバックなど、ドコモユーザーには最強の特典が用意されています。
さらに、家族特約も付帯した手厚い海外旅行傷害保険や空港ラウンジサービスも付帯しており、ゴールドカード特典としても充実したサービスをうけることができます。
また、ローソンやノジマでの利用で3%オフになる特典がありますので、ポイント還元と合わせて5%相当のトクをすることも可能です。
コストをかけたくない方にはdカード GOLDのケータイ補償がおすすめ!
iPhoneの補償にコストをかけたくない方は、dカード GOLDのケータイ補償を利用するのがおすすめです。
- dカード GOLDなら年会費分を相殺して補償を受けられる
- 家族のドコモケータイも補償の対象に
- 画面割れが対象外な点には注意が必要
dカード GOLDでは、ドコモケータイ・ドコモ光の料金の10%がポイントバックされる特典がありますので、ドコモユーザーなら年会費分を相殺してケータイ補償を利用することができます。
家族カードに紐づけされた家族のドコモケータイも補償の対象になりますので、夫婦でドコモケータイをお使いの方はさらにお得です。
ただし、紛失・盗難、および全損が補償の対象となりますので、画面を割ってしまいやすい方は有料のケータイ補償を使ってもいいかもしれませんね。