クレジットカードを作れないのはこんな人!審査落ちの原因から分析
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クレジットカードの審査に落ちてしまうと、自分にはクレジットカードが作れないのかと悩んでしまいますね。
でも、どうしてもクレジットカードが作りたい方や必要な方も多いはず。
そんな方は、審査落ちの原因を分析すると、クレジットカードを作れない人・作れる可能性がある人を分けることができます。
今回は、
- クレジットカードを作れない人のパターン
- ブラックリスト入りを調べる方法
- 審査落ち経験者でも作れる可能性のあるカード
このような点について、詳しく解説します。
この記事を読めば、自分がクレジットカードを作れる人か、作れない人か知ることができますよ!
目次
自分にはクレジットカードが作れる?審査落ちの原因でチェック
結論から言うと、過去の金融事故が原因となって審査に落ちたケースでは、ほかのクレジットカードを作るのも難しくなってしまいます。
ただし、次のような原因で審査に落ちてしまっている場合、クレジットカードを作れる可能性は充分残されています。
- ムリめのカードを申し込みしている
- 審査落ちの履歴が邪魔をしている
- スーパーホワイト状態
ここでは、それぞれの審査落ちの原因から、次回の審査通過のための方法を考えましょう。
クレジットカードの申込資格を満たしていない
初めてクレジットカードを作る方や、年収の低いパート・アルバイトの方は「ムリめ」のカードに申し込みをして審査に落ちてしまうケースがあります。
クレジットカードでは、各カードで申込資格が設定されています。
たとえば、申込資格が20歳以上の安定した収入のある方となっているゴールドカードを、18歳の学生が申し込みしても審査に通過するのは難しいでしょう。
また、申込資格を満たしていても、カード会社が審査の際に基準とする年収などの判定要素に達していない場合もあります。
クレジットカードの審査基準は発行会社の属性によっても異なり、
- 銀行系
- 信販系
- 流通系
- 消費者金融系
一般的には、銀行系 > 消費者金融系の順で審査難易度が上がると言われています。
具体例を挙げると、JCBカードや三井住友カードなどの銀行系のクレジットカードの審査に落ちても、セゾンカードなどの流通系のカードなら審査に通過できる場合があります。
自分にはムリめのカードで審査に落ちたという自覚がある方は、審査基準の違うカードに申し込みすることで、簡単にクレジットカードを作れるかもしれませんよ。
- 審査基準の厳しいクレジットカード
審査落ちを繰り返している
何度も審査落ちを繰り返してしまっている方は「審査に落ちた」という事実が悪影響となっているかもしれません。
クレジットカードの審査では、クレジットカードの契約・支払い等の履歴が記録される「個人信用情報機関」の履歴が重視されます。
個人信用情報機関には、クレジットカードの申込履歴も記録されますので、ほかのクレジットカードの審査を受ける際にも「審査落ち」の履歴が確認されます。
審査するクレジットカード会社の視点に立てば、他社クレジットカードの審査に落ちた申込者は要注意と思ってしまうのは自然ですね。
ただし、個人信用情報機関では、クレジットカードの申込履歴は6か月間しか記録されません。
ですので、審査落ちから6か月以上空けて申し込みをすれば、審査落ちの履歴が亡霊のように邪魔をしてくることはありません!
多重申込みにも注意
短期間に複数のクレジットカードに申し込みをして「多重申込み」になると、審査落ちの原因になってしまいます。
上記でも解説したように、個人信用情報機関では、クレジットカードの申込履歴も記録の対象です。
ですので、短期間に複数のクレジットカードを申し込みしている方は、よほどお金に困っていると判断されてしまい、審査落ちの原因になってしまいます。
どの程度の期間、枚数で多重申込みに判断されるかはケースバイケースですが、収入の少ない方などの場合、半年に1枚程度の申し込みにしておいた方が無難です。
- クレジットカードの多重申込み
スーパーホワイト状態になっている
30〜40代以上の方で、これまで1枚もクレジットカードを作ったことがない方は「スーパーホワイト」になっているケースがあります。
個人信用情報機関には、クレジットカードの支払い履歴も記録され、悪質な未払いや延滞があった場合は「異動情報」として記録が残ります。
異動情報が記録されると、俗にいう「ブラックリスト」に登録された状態になり、クレジットカードの審査に通過することは絶望的です。
ただし、個人信用情報機関に記録された異動情報の記録される期間は最長5年間ですので、5年間経つと記録のない「真っ白」な状態になります。
こうした「元ブラックリスト」の方がスーパーホワイトと呼ばれますが、個人信用情報機関の記録だけ見ると、クレジットカードを作ったことがない方と見分けがつきません。
ですので、ある程度年齢を重ねているのに個人信用情報機関に履歴がない方は、スーパーホワイトとみなされ、審査に不利になってしまう傾向があります。
金融事故はブラックリスト?クレジットカードを作れないのはこんな人
残念ながら、クレジットカードを作れない可能性が高いのが、過去5年間に金融事故を起こしてしまっている方です。
「金融事故=ブラックリスト」と考えることもできますが、実際にはブラックリストというリストがあるわけではありません。
ただし、個人信用情報機関に延滞や債務整理など、金融事故の履歴が記録されてしまった場合、クレジットカードの審査通過は絶望的です。
- 60日を超える支払いの遅延・延滞がある方
- 自己破産や債務整理をおこなった方
- クレジットカードが強制解約になってしまった方
上記のようなケースでは、個人信用情報機関に「異動情報」として記録が残ってしまいます。
異動情報は5年間記録されますので、少なくとも5年間はクレジットカードを作ることはほぼ不可能です。
また、異動情報が消えればクレジットカードを作れるわけではなく、すでに解説した「スーパーホワイト」と判断され、審査通過が難しくなってしまいます。
1度、異動情報が登録されると、クレジットカードを作ることが困難になってしまいますので、異動情報が残るような金融事故を起こさないように注意しておく必要がありますね。
カードローンが多重債務状態の方も要注意
クレジットカードの利用履歴だけではなく、カードローンの多重債務状態になっている方も要注意です。
クレジットカードの審査では、返済能力も重要視され、複数のカードローンから借金をしている方は返済能力に疑問を持たれてしまうリスクがあります。
一般的には、3件を超えるカードローンの利用があった場合、クレジットカードの審査に不利になってしまうと言われています。
カードローンの多重債務状態になっている方は、クレジットカードの申し込みの前にある程度、借入先を整理しておくようにしましょう。
- クレジットカードの審査基準
金融事故があるか調べるには?
自分がブラックリスト入りしているかを確認したい方は、個人信用情報機関に情報の開示請求をすることができます。
国内の個人信用情報機関は3つあります。
- CIC
- JICC
- 全銀協
このうち、主にクレジットカード会社の個人信用情報を取り扱うのが「CIC」です。
CICでは、本人の申し込みにより、自分の信用情報をインターネット・郵送・窓口のいずれかで開示、確認することが可能です。
開示報告書には、契約しているクレジットカード会社ごとに、返済の履歴などが記録されています。
返済状況に「異動」と記録されてしまっている場合、残念ながら異動情報ありの、いわゆるブラックリスト入りしていることになります。
その場合、最低でも異動情報が記録された日から、5年間はクレジットカードを作れないと考えておきましょう。
クレジットカードを作れない職業ってあるの?
結論からいうと、無職の方の場合はクレジットカードを作ることができません。
クレジットカードの申し込みの際には、
- 勤務先
- 勤続年数
- 年収
このように、勤務先・収入の情報を記入する必要があります。
クレジットカードの支払いは後払いですので、安定・継続した収入があることが審査通過の大きな基準です。
サイトによっては「無職でもクレジットカードを作れる」と記載しているサイトがありますが、収入のない無職の方が審査に通過するのは難しいですね。
ただし、収入のない方でもクレジットカードを作れるパターンが2つあります。
- 専業主婦
- 学生の方
このような方は、自身の収入がないケースでも、配偶者、または両親の収入を「世帯収入」としてクレジットカードを作ることが可能です。
それなら、親の扶養下にある「ニート」「家事手伝い」でも審査に通過できるでしょと思ってしまいますが、やはり無職と判定されてしまい、審査通過は難しくなってしまいます。
専業主婦は配偶者と共に資産を形成していると考えられますし、学生の方は卒業後に就職すれば安定した収入を得ることができます。
同じ、本人に収入のない方のケースでも、完全な無職と専業主婦・学生では大きく異なりますね。
- 主婦名義でも審査が通るおすすめクレカ
クレジットカードを作れない人はデビットカードを作ろう
過去に金融事故を起こしてしまい、クレジットカードを作れない方も「デビットカード」なら作ることができます。
デビットカードは、銀行のキャッシュカードと一体のカードとなっており、クレジットカードと同様にJCB/Visaなどの国際ブランドが搭載されています。
支払いの際には、銀行口座から利用金額が即時引き落としされますので、事前に口座に入金しておけばクレジットカード同様に利用することが可能です。
また、スマホのアプリで発行できるプリペイドカード「Kyash」では、即時カード番号が発行され、ネット通販でクレジットカード同様に利用することができます。
クレジットカードを作れない人に当てはまってしまった方も、デビットカードやプリペイドカードなら審査なしで作ることができますよ!
審査落ち経験者も作れる可能性があるクレジットカード
過去に審査落ちの経験がある方も、異動情報のある方以外ならクレジットカードを作れる可能性があります。
審査に落ちてしまった経験のある方の場合、独自の審査基準を持つ、申し込みしやすいカードを選択することが重要です。
ここでは、審査落ち経験者でも作れる可能性のある、おすすめのクレジットカードをご紹介します。
ACマスターカード
- 消費者金融独自の審査基準で申し込みしやすい
- 最短即日発行が可能
- お得なキャッシュバック還元
今すぐクレジットカードを作りたい方にもおすすめできるのが「ACマスターカード」です。
ACマスターカードは、消費者金融大手「アコム」の発行するクレジットカードとなっており、独自の審査基準で申し込みしやすい点が魅力です。
最短20分でのスピード審査が可能となっており、全国の自動契約機(むじんくん)で最短即日発行でカードを作ることができます。
カードの利用では、利用金額の0.25%が自動的にキャッシュバック還元される特典もあり、現金での支払いよりもお得にお買い物をすることが可能です。
スーパーホワイトの方でも、現在の返済能力によっては作れる可能性がありますので、クレジットヒストリー作成用のカードとしてもおすすめできますね。
- ACマスターカードの審査基準
デポジット型ライフカード
年会費 | 5,500円(税込) (デポジットとして別途100,000円の預け入れが必要) |
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家族会員 | 発行なし |
ETC | 無料 |
申込資格 | 20歳以上の方 |
国際ブランド | Mastercard |
還元率 | 0.5% |
旅行傷害保険 | 国内:最高1,000万円 海外:最高2,000万円 |
- 原則審査なしで発行できる
- 誕生月ポイント3倍などのポイントアップ特典
- クレジットヒストリーも積むことができる
金融事故を起こしてしまった方でも作ることができるクレジットカードが「デポジット型ライフカード」です。
デポジット型ライフカードは、カードの発行時に100,000円のデポジットを預け入れることで、原則審査なしで誰にでも作ることができます。
デビットカードとは違い、通常のクレジットカードと同様のカードとなっていますので、ガソリンスタンドや高速道路料金の支払いでも利用することが可能です。
また、ライフカードと同様のポイントアップ特典も適用され、誕生月ポイント3倍など、ポイントも貯めやすいカードとなっています。
スーパーホワイトの方でも、クレジットヒストリーを積むことができますので、ワンランク上のカードを狙うためのステップとしてもおすすめです。
- デポジット型ライフカード
金融事故には最大限注意!審査落ちの理由を分析しよう
審査落ちをしてしまった原因が金融事故にある方は、残念ながらクレジットカードを作ることは難しいでしょう。
- 異動情報のある方は審査通過が絶望的
- 審査落ちの原因によっては作れる可能性がある
- 審査基準の違ったカードを作ろう
未払いや債務整理などで、個人信用情報機関に異動情報が残ってしまっている方は、ほかのクレジットカードを作れない可能性が高くなってしまいます。
ただし、収入に見合わないカードを申し込みをしていた場合や、多重申込みが原因で審査に落ちてしまった場合、充分ほかのカードを作ることは可能です。
審査落ちの経験がある方は、独自の審査基準で作りやすいクレジットカードを選択するようにしましょう。
審査落ちの理由を分析して、クレジットカード審査を諦めないようにしましょう!