ENEOSでんき完全ガイド!提携クレジットカード払いがお得過ぎる件!

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※このコラムは最終更新日から8年以上が経過しています。掲載されている情報が最新ではない場合があります。

 

これまで、電力会社はほとんど選択することができませんでしたが、2016年4月より、電力小売りの全面自由化により、様々な電力会社を自由に選択できる時代となりました。

 

今回、ご紹介する「ENEOSでんき」も、そんな電力小売り全面自由化によって選択することができるようになった一つの電力会社となります。

 

 

ENEOSでんきとは

まず初めに、「ENEOSでんき」がどうやって電気を売っているのか、確認してみましょう。皆さんの電力会社のイメージでは、東京電力や関西電力といった大手電力会社を想像していると思います。「ENEOSでんき」でも自社で大型の発電所をもっており、発電所で発電した電気を、送電線を使って各家庭に供給し、使用量に応じて料金を支払うという仕組みですね。

 

 

これまでは、そのような仕組みでしか電気を買うことができませんでしたが、2016年4月より、誰でも電力会社となることができるようになりました。具体的には、「発電所を自由に作れること」と「電気の小売りを自由にできること」が自由化されたのです。

 

 

「ENEOSでんき」では、「ENEOSでんき」の発電所で作った電気と、その他の電力会社の発電所で作った電気を販売しています。電気は、これまで同様、従来の電力会社の送配電ネットワークを利用するため、新たに電柱を設置したり、電線を引き直す必要はありません。

 

 

しかし、皆さん、新しい電力会社というと、電力の供給が不安定なのではないかという不安もあるかと思います。「ENEOSでんき」では、「ENEOSでんき」の発電所が停止したとしても、送電線ネットワークを利用して送電されている他の電力会社の電気を調達するため、停電することはありません(送電線の断線等により、物理的に送電できない場合は除きます)。

ENEOSでんきの料金は安い?

「ENEOSでんき」が新しい電力会社で、送電にも不安はないことが分かったと思いますが、次に気になるのは、もちろん「料金」ではないでしょうか。今よりも安くなければ切り替えるメリットはありませんよね。それでは、電気料金のがどのようになるかを見てみましょう。

電気料金の計算ロジック

まず初めに、「ENEOSでんき」の計算ロジックを確認しておきましょう。

 

 

「ENEOSでんき」では、「基本料金」+「従量料金」+燃料費調整額+再生可能エネルギー発電促進賦課金+オプションメニュー で決まります。

 

 

比較として東京電力エナジーパートナーの計算式も見てみましょう。

 

 

「東京電力エナジーパートナー」の計算ロジックは、「基本料金」+電力量料金+燃料費調整額+再生可能エネルギー発電促進賦課金-口座振替割引額 となっています。つまり、計算ロジックはほとんど同じということが分かります。

基本料金の説明

では、基本料金についてみてみましょう。「ENEOSでんき」は、一般家庭で多い40Aのプランを、東京電力エナジーパートナーでは、「スタンダードプラン」で比較したいと思います。

 

 

まず、「ENEOSでんき」では、40Aで1契約あたりの基本料金は1,123.20円となります。「東京電力エナジーパートナー」では、40Aの場合、1契約当たり1,123.20円となりますので、これについては変わりありません。

従量料金の説明

次に従量料金の比較です。これは、電気を使った分だけ課金される料金で、1kWh当たりの料金となります。まず、「ENEOSでんき」ですが、こちらは最初の120kWhまで20.76円、120kWhを超えて300kWhまで23.26円、300kWhを超える分は25.75円となります。

 

 

「東京電力エナジーパートナー」では、最初の120kWhまで19.43円、120kWhを超えて300kWhまで25.91円、300kWhを超える分は29.93円となりますので、120kWhまでは東京電力エナジーパートナーの方が安く、120kWhを超える分はENEOSでんきの方が安くなります。

料金の比較

eneos3

 

 

ENEOS電気に切り替えるべきか、東京電力エナジーパートナーを利用し続けるかは、資料電力で判断することとなります。基本料金、燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金は、両社は同額となっていますので、異なる料金体系となっている従量料金でのみの比較となります。

 

 

月間の使用電力が100kWhの場合、ENEOSでんきは2,076円の従量料金であるのに対し、東京電力エナジーパートナーでは、1,943円となるため、東京電力エナジーパートナーの方がお得となります。

 

 

では、月間の電力使用量が400kWhの場合、ENEOSでんきは9,252円の従量料金であるのに対し、東京電力エナジーパートナーでは、9,984円となりますので、ENEOSでんきの方が得ということになります。

 

 

よって、上記の料金を見てみると、1人暮らしなどであまり電気を利用しない方は「東京電力エナジーパートナー」の方がお得で、同棲してる方や2人以上の家庭の方は「ENEOSでんき」の方が料金的に安くお得になるということがわかりましたね!

ENEOSでんきの特典・乗換えのタイミング

「ENEOSでんき」には、2年以上利用することで電気料金が割引となる特典やENEOSカードで電気料金を支払うことでガソリン代の割引を受けられる特典、特別提携カードでポイントが貯まる特典や、Tポイントが貯まる特典などが用意されています。

 

 

このうち、2年以上利用することで電気料金が割引となる特典は、「にねん とく2割」という名称で、「ENEOSでんき」を2年間継続して利用することを約束することで、運用開始から最大24か月間、電気料金に割引がかかるというプランになっています。

 

 

こう見ると、スマホの契約等である2年縛りにも見えますが、2年目までの割引額は1kWhあたり0.20円ですが、3年目以降は1kWhあたり0.30円と割引率が向上していますので、継続すれば、それだけお得となる仕組みになっています。そのため、少しでも早く乗り換えを行い、利用期間を延ばすことでお得な割引を受けることが可能となります。

ENEOSでんきの支払いでお得なクレジットカード

「ENEOSでんき」では、クレジットカードのお支払いで特典が受けられることは、すでに説明いたしました。では、「ENEOSでんき」の支払いに便利でお得なクレジットカードは何のカードなのか。ここでは、「ENEOSでんき」の支払いにおすすめのクレジットカードをご紹介します。

ENEOSカード

「ENEOSでんき」と同じ会社のENEOSカードですが、ENEOSカードには複数の種類があります。「ENEOSでんき」の特典は、どのENEOSカードであっても「ENEOSでんき」の料金をENEOSカードで支払うことで、ガソリン・灯油・軽油代が最大150リットルまで、1リットルあたり1円引きとなります。

 

 

ENEOSカードC

ENEOSカードCは、毎月のカード利用金額に応じてガソリンや軽油の割引率が変動するクレジットカードです。1か月のカード利用料金が7万円以上の場合 は1リットル当たり7円引き、5万円~7万円未満の場合は1リットル当たり5円引きというように、値引き単価が変動します。

 

このクレジットカードは、初年度は年会費無料ですが、2年目以降は1,250円の年会費が必要となっています。

 

 

ENEOSカードP

ENEOSカードPは、ガソリン代を値引きするのではなく、その分ポイントの還元率をアップさせたカードとなります。ENEOSで利用すると、1,000円ごとに30ポイントたまりますので、還元率は3.0%となります。

 

 

このクレジットカードも、初年度は年会費無料ですが、2年目以降は1,250円の年会費が必要となります。

 

 

ENEOSカードS

ENEOSカードSは、利用金額に関わらず、ガソリンや軽油をいつでも1リットル当たり2円引きにできるカードとなっています。

 

 

このクレジットカードも、初年度は年会費無料で、2年目以降は1,250円の年会費が必要となりますが、他の2つと違い、年1回以上カードを利用することで、次年度の年会費を無料とすることができます。

 

 

ENEOSカードの詳細・申込はこちら

ANAカード

ANAカード(一般カード)

 

ANAカードで「ENEOSでんき」の料金を支払うと、通常のマイルの他に200円で1マイル、通常マイルに追加して貯めることができます。電気代は、毎月数千円単位で発生しますので、仮に8,000円の請求があったとした場合、1か月で40マイルずつ通常マイルに追加して貯めることができます。

 

 

ANAカードは、現在、初年度年会費無料キャンペーン中ですので、今なら初年度の年会費が無料で2年目以降2,000円の年会費が必要となります。

 

 

他のカードと比べると、比較的年会費の高いクレジットカードとなっていますので、「ENEOSでんき」の支払いのためだけに作成するのはおすすめすることはできません。

 

 

すでにANAのマイルを貯めるために利用しており、「ENEOSでんき」も、そんなマイルを貯める1つの手段として考えている人にお勧めのカードとなっています。

 

ANAカードの詳細・申込みはこちら

 

エポスカード

エポスカード

 

エポスカードで「ENEOSでんき」の料金を支払うと、通常200円で1ポイント(還元率1.0%)のところが、100円で2ポイント(還元率2.0%)となる特典が用意されています。エポスカードは、今回ご紹介したクレジットカードの中で、唯一、年会費が永年無料のクレジットカードとなっていますので、「ENEOSでんき」の料金を支払うためだけに作成しても、損をすることはありません。

 

 

また、エポスカードには海外旅行傷害保険が自動付帯されており、補償額もゴールドカード並の手厚さとなっています。海外旅行など行く機会のある方にもおすすめできる1枚です。

 

エポスカードの詳細・申込みはこちら

 

提携カードで支払う場合の注意点

提携クレジットカードで支払うと、ガソリン代が値引きされたり、ポイントが加算されたりと、メリットもたくさんありますが、1点注意点があります。それは「Tポイントをためることができない」ということです。

 

 

「ENEOSでんき」の料金を支払うと、通常200円で1ポイント、Tポイントを貯めることができますが、そのTポイントは提携クレジットカードで支払った場合には加算されません。その分、各クレジットカードのポイント等に還元されていますので、どちらのポイントをメインで利用しているかによって、支払い方法を検討する必要があります。

ENEOSでんきはこんな方におすすめ

今回の記事では「ENEOSでんき」についてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

「ENEOSでんき」を特にオススメでできる方は、

 

電気代を少しでも削減したい方
2人以上で生活している方
普段からENEOSを利用している方
T-ポイントを利用&貯めている方

ではないでしょうか?

 

 

「ENEOSでんき」は東京電力エナジーパートナーと比べると、電気の使用量が少ない世帯ではあまりお勧めすることはできませんが、月間の電力量が多い世帯では、東京電力エナジーパートナーを利用し続けるよりも、電気代を安く抑えることが可能です。

 

 

また、電気代の他にも、ガソリンスタンド「ENEOS」の系列だけあって、ENEOSカードで支払った場合は、電気代だけでなく、ガソリン代の節約も可能となっています。

 

 

1か月平均400kWh利用している世帯がENEOSカードで電気代を支払った場合、であれば、「にねん とく2割」を含めて、電気代が年間約9,790円お得になるとともに、毎月150リットルまで、1リットル当たり1円引きとなりますので、ガソリン代も年間最大で1,800円節約することが可能となります。

 

 

また、提携クレジットカードで電気代を支払うことで、通常のマイルやポイントとは別に、利用金額に応じてマイルやポイントが貯まりますし、提携外のクレジットカードを利用すれば、クレジットカードのポイントに追加して、200円で1ポイントのTポイントを加算させることも可能です。

 

 

つまり、電気を比較的多く利用しており、かつ、クレジットカードの還元率を気にされている方、もしくは普段からTポイントを活用しており、電気代でもTポイントを貯めたいと考えている方には、「ENEOSでんき」に乗換えることは大きなメリットになるのではないでしょうか。